「シャンパーニュ」とラベルに記載できるのは、シャンパーニュ地方のブドウ畑ではどこでも許される訳ではありません。

 第25回はシャンパンのランク付けについてです。

チャレンジしてみて下さい。

 

ℚ1.フランスのブドウ畑は格付けがされています。栽培地域を区画・シャトー・村単位で捉えてをランク付けしています。シャトー単位で格付けしているのはどこでしょうか?

① ブルゴーニュ

② ボルドー

③ シャンパーニュ

 

ℚ2. シャンパーニュ地方には319の村がありますが、特級の村(グラン・クリュ Grand Cru)を筆頭に1級から5級までのランクがあります。特級の村はいくつあるでしょうか?

① 5

② 17

③ 42

④ 61

 

ℚ3. シャンパーニュ地方のブドウ畑面積は34,200haです。これは日本のどの都市とほぼ同じ面積でしょうか?

① 東京都23区

② 名古屋市

③ 鎌倉市

 

答えは、

ℚ1:② ボルドー

ℚ2:② 17

ℚ3:② 名古屋市


【解説】
 

「シャンパーニュ」とラベルに記載できるのは、シャンパーニュ地方のブドウ畑ではどこでも許される訳ではありません。

正式に認められた地域で収穫されたブドウで造られたもののみに認められます。

 そして、他の銘醸地と同様に、ブドウ畑は格付けがされています。

ブルゴーニュでは区画単位、ボルドーではシャトー単位で格付けがされていますが、シャンパーニュ地方では村単位で格付けが行われています。

 

 ランクには特級があり、その下のランクの一級から5級までです。

 シャンパーニュ地方には319の村がありますが、特級の村(グラン・クリュ Grand Cru)は17あり、一級の村(プルミエ・クリュ Premier Cru)は42です。

 

 シャンパーニュ地方のブドウ畑面積は34,200haです。

名古屋市の面積(32,645ha)と同程度、横浜市(43,768 ha)の約8割、東京23区(62,670ha)の5.5割程度に相当します。

 

 そのうち、シャンパーニュの特級畑は4,500haで、鎌倉市の面積3,967haより大きい広さです。




ご興味のある方は、

「シャンパンの村のランク付けは厳格」・・・「シャンパンの表と裏側④

」⇒こちらをご覧ください。
詳しく解説しています。