これまでのクイズはシャンパンの歴史の中からの出題でした。今回からは現代のシャンパンの真実とその裏側にある内容をクイズにします。
第22回はシャンパンの「健康上の効能」と「泡の素敵な表現」についてです。
チャレンジしてみて下さい。
ℚ1. シャンパンは悪酔い・二日酔いをしないと言われていますが、その理由は何でしょうか?
① シャンパンの中のカリウム塩が筋肉組織に活力を与えるから。
② 過度のアルカリ化を防ぐワインだから。
③ やさしい圧搾の仕方によって、ヒスタミンを少なくしているため。
④ 悪酔い・二日酔いの原因の少ないブドウ品種を使っているため。
ℚ2. シャンパーニュをグラスに注ぐとき、泡がはじけてシュワーと音が広がります。これを何というでしょうか?
② 天使のため息
③ 天使の分け前
④ 真珠の首飾り
ℚ3. グラスにシャンパーニュを注ぐと、はじける泡がグラスの内側に白い輪をつくります。これを何というでしょうか?
① 天使の拍手
② 天使のため息
③ 天使の分け前
答えは、
ℚ1:③ やさしい圧搾の仕方によって、ヒスタミンを少なくしているため。
ℚ2:① 天使の拍手
ℚ3:④ 真珠の首飾り
【解説】
シャンパンには、「疲労回復に効く」「肥満の原因にはならない」「悪酔い・二日酔いをしない」の効能があります。
このうち、悪酔い・二日酔いをしない原因物質はヒスタミンです。ヒスタミンはブドウの果皮と種子に多く含まれますが、シャンパンはブドウの果汁をとる時、普通のワインと違い圧搾の仕方が違います。このため、シャンパン中のヒスタミンの含有量は普通のワインの約30ml/lに対して0.1ml/lとヒスタミンが少ないのです。
また、シャンパンの泡はきめ細かく、その泡立ちの姿には様々な素敵な表現がされています。
シャンパーニュをグラスに注ぐとき、泡がはじけてシュワーと音が広がり、パチパチパチと聞こえます。これを「天使の拍手」と言います。
さらに、はじける泡がグラスの内側に白い輪を作ります。真珠のように連なっている姿を譬えています。これを「真珠の首飾り」と言います。
ご興味のある方は、「シャンパンの「健康上の効能」と「泡の素敵な表現」」・・・「シャンパンの表と裏側①」⇒こちらをご覧ください。
詳しく解説しています。