かつて東北は独立国だったそうです。
いや、みたいだったということ。
いつの頃かと言うと、
大和朝廷の支配が及んでいなかったころ、
つまり奈良時代終り頃までです。
その頃、東北には蝦夷(えみし)と呼ばれる人たちが
平和に暮らしていたらしい。
そのリーダーがアテルイという人。
ちょっと前にNHKのBSでそのドラマをやってましたね。
結局蝦夷は朝廷軍の度重なる攻撃に敗れ、
その支配を奪われてしまうのです。
その東北は「道奥」とか「陸奥」などと書かれ、
「みちのく」とか「むつ」とか呼ばれてきました。
つまり「道の奥」にあるところなのです。
大和から見れば遥か彼方の辺境の地だったわけです。
その位置づけを表す言葉がもう一つあります。
「白河以北、ひと山百文」
白河とは福島県ですが、関東と東北の境目です。
その白河より北、つまり東北のことですが、
そこは一つの山が百文の価値しかないという意味です。
東北をさげすむ言葉です。
東北とはそんなところだったのです。
その頃から時代を経て、私は東北を旅したことがあります。
その旅で見たり聞いたり知ったりした東北を、
これからご紹介していきます。
飲み食いの話も出てきますから楽しみにしてくださいね。
