平泉と言えばかつての藤原王国。
初代清衡(きよひら)から基衡(もとひら)、秀衡(ひでひら)とおよそ100年にわたり栄華を極めた。
それができたのは自然の恵があったことが大きい。
まず土地が肥沃。
豊かな水をたたえる北上川が悠然と流れている。
そのまわりは穀倉地帯で、モチ文化を生んだ。
さらには砂金が豊富で、漆とともに経済力をもたらした。
金は、中尊寺の金色堂にもふんだんに使われたが、奈良の大仏にも使われたそうだ。
漆は漆器に活かされて、「秀衡塗り」として今でも受け継がれている。

(東北経済産業省HPより)
その藤原氏は初代清衡が仏教信仰が厚く、平泉に極楽浄土を建設しようと考えていた。
その計画は2代目以降にも引き継がれた。
それは臨池伽藍の浄土式庭園という形で表され、毛越寺(もうつうじ)にその典型が見れる。
平泉の駅には貸自転車があったので、それを借りて走り回った。
これが誠に具合がいい。
道が平坦だし、たいていのものが自転車で行ける範囲にある。
平泉を見るには自転車がお薦め。
回ってみて感じたことがあります。
それは、かつては建物があったが今はただのさら地になってるところが多い。
例えば柳之御所の跡地。

ここは藤原氏が政治を司ったところ。
だが今は何もない。
所々で発掘調査などやってるようだけど、まったく仰々しくない。
敷居やら囲いやらが何もなくて、そのまま入って行けてしまう。
畑の中にあるだけの跡地もある。
このオープンな感じがいい。
かつてはここに藤原氏がいたことを強く感じさせてくれるのだ。
自転車で行くと、それをサイクリング気分で味わえる。