119番してまもなく救急車が到着。

「大丈夫ですか歩けますか?」

歩けないから119番したのです。


「かかりつけの病院はありますか?」

無いけど、どうしても行きたくない病院はある。

その病院に行ったら当分退院できなくなると言う噂である。

黙っていればほぼ確実にそこに連れて行かれるだろう。


そこで「○○病院お願いします」と言ったのです。


意識が朦朧としていたが、このことだけはいい加減にできない。

実は過去に苦い経験があるのだ。


私は市内で唯一信頼できる総合病院を指名した。

「なぜそこですか?」と訊かれたので

「以前、娘が救急でお世話になったから」と言った。

事実です。


救急隊員が電話で確認したところ、幸い当直医が胃腸科の専門医だったことは実にラッキー。


走り出せばほんの10分ほどで、病院に到着。


そしてベッドに移されると、

そこには当直医と看護師が3名待機していたのです。


初めての救急搬送経験で実のところやや興奮気味。

テレビで見たシーンと同じではないか!


当直医は採血し、看護師は血圧を測っていたように思います。

他の看護師は、すばやく私のズボンとブリーフを引きずり下ろすと、

血だらけの私の下半身を綿布できれいに拭き取とってくれたのです。


さらに、私の大事なものを軽くつまみ上げて、

表も裏もきれいに拭きとった後

「大人用オムツ」を装着してくれたのです。


しかし、その後、すぐに再び下血の予感。

「あの-また血が出そうなんですが」と言うと・・・


看護師は「オムツの中に出してください」と言ったのです。


エーっと思いましたが、

とても抵抗などできる状況ではありません。

そのままオムツの中にシャーっとやってしまいました。


私の腕には注射針が刺され、点滴も始まりました。

そうです。私は助かったのです。

何とか生き延びることができたのです。


ここで今回の下血騒動で思ったことをまとめます。



まず第一に

「どんなに気をつけていても病は突然に前触れも無く訪れる」


医師の診断では今回の原因は、

大腸憩室からの大量出血とのこと。

大腸内視鏡検査は、毎年人間ドックで受けていて

昨年受けた際は

「大腸憩室は在るけど問題ありません」と言われていましたし

実際に全く予兆も無かったのです。



第二に

「出血を甘く見てはいけない」


大量出血が続くと、意識が膿漏として適切な判断ができないまま

手遅れとなる恐れが高いと思いました。

実際、何の苦痛もなく恐怖も感じなくなってしまうのです。



第三に「生と死は紙一重である」


実際、スーパーマーケットに駐車しなければ、

運転中に意識不明となって、事故によって自分が死ぬか、

人身事故を起こしていたかもしれません。

ゾッとします。



第四に「いざと言うときに運んでもらえる「救急指定病院」を確保しておくこと」です。


今回は意識があり救急隊員に伝えられましたが、

意識不明となってしまったら仕方ないです。


最後に、どこかの国の拷問の一つに、

捕虜に「オムツ」を付けて辱めを与えると言うことを

聞いたことがありますが、私は耐えられると確信したことでした。


以上で「突然の下血で思ったこと」の報告会を終わります。

ご清聴ありがとうございました。



【今回で終わり】