先月に買ったTokai レスポールジュニアのその後です。
(長いのですいません;)
作業編と完成編の同時投稿いたします!
まずは作業編から!
塗装もやり直して、気になる箇所も改造すべく作業に取り掛かりました。
まずはパーツ類の取り外し。ボディ表面が凸凹ですね。
塗装剥がしは剥離剤とサンダーで行いました。
素人リペアだったので割と楽に剥がせました。
塗装を剥がすと、オリジナルと思われる茶色い塗料が残ってました。
元はサンバーストだったのでしょうか?
ペーパーでだいぶ慣らしたところ。
表面の凸凹も目立たなくなりました。
これ、マホガニーじゃないですよね〜?なんの木だろ?
こういうところでMIK版はお金をかけてないのかもですね。
ピックアップの位置がちょっと気に入らないので、元のザグリを埋めます。
ザグリの位置を5mmほどブリッジ側に移動しました。
Gibson製のザグリは、ピックアップ本体の四角い部分だけ開けられていて、
左右の耳の部分はボディ表面に出ていてビスで固定するようになっていますが、
Tokaiのものは耳の部分まで大きくザグリが開いていて(1枚目の写真参照)、
耳の部分もボディに埋まる形になっていました。
今回は両方の特徴を掛け合わせて、
耳の部分だけボディに埋まるように浅く穴を開けた2段構造にしました。
(正確にはボビンの出っ張り部分もあるので3段構造)
元のピックアップの高さを変えたくなかったのと、
ボディに直接固定するGibson式にすることで
音色にも変化があるのではないかと思いそうしてみました。
ピックアップ位置をブリッジ側にずらしたことで、
ピックガードの収まりが良くなりました。
ヘッド形状もオープンブックタイプに修正。富士山みたい(笑)
当初は先端をカットして木片を貼り付けることを考えていましたが、
継ぎ足す部分はほんとにちょっとだったのでエポキシパテで作ってみました。
パテが硬化した後、テンプレートを使ってトリマーでカットしています。
ザグリをずらした分を目立たなくするために、
マホガニーの突板を貼ろうと思っていましたが、
色があまりに違いすぎるのでやめました。
パテで埋めてなんとかなりそうです。
砥の粉(黄)を塗ったところ。
木地着色。
レリック加工をするつもりなので、
塗装を剥がした時に見える木地部分の色を想定して、
ポアステインのチェストナットとブラックを
かなり薄めて混ぜて2〜3度塗りしてます。
木部プライマーを1回スプレー(余ってたスプレーなので1回で無くなった;)し、
サンディングシーラーを4回手塗りして表面を整える。
普段、サンディングシーラーは2回塗りくらいにしていましたが、
あとでレリック加工をした時に木地部分まで剥げないように、厚めに塗りました。
下地の白、1回目スプレー吹きはムラムラ気にせず軽く。
3回くらいスプレーしたところ。
黄色塗装中。3回スプレー。
富士山部分の塗装するためにマスキング。
全部潰してGi⚫︎sonロゴでも貼っちゃった方が楽ちゃ楽なんですけど、
Tokaiロゴは残したかったのでちょっと苦労しました;
黄色の後、クリアを吹いてる途中。
狭い塗装ブースで吹いているのであちこちぶつけて傷に;
レリックだからええね〜ん!(笑;)
クリアを10回吹いた時点でレリック加工開始!
ギブソンモデルだからエイジドか(笑)
金ヤスリ、ドライバー、金カンナ、金たわしなど色々駆使してダメージを作ります。
ネットで検索した画像を参考になるべく自然に見えるように。
概ねキース所有のものを参考に。
クリア10回と言っても全然薄いです。やっと「塗膜」と言われるものができ始めたくらい。
カッターでクラックを入れます。
以前のエスクワイアではやりすぎたのでほどほどに。
カッターを入れた後、木地着色で使ったポアステインをさらに薄めてクラックに擦り込みます。
ポアステインは水性なので、布で拭き取れば余分なところは落ちますが、
テキトーにムラになったところも古さが出ていい感じになります。
その後、さらにクリアを5回吹いて完了としました。
普通に仕上げる時はクリアを20回以上吹きますが、
まぁ、今回極薄エイジド塗装ということでこのくらい(15回)でやめておきました。
(もう飽きたし;爆!)
ヘッドの富士山部分は光の具合でちょっと違和感が出てしまいますが、
パッと目はわからないレベルだと思います。
裏面の方がほとんど違和感なくうまくいった。
では「完成編」へ続く!
ラッカースプレーはコーナンオリジナルを使いました。
単品が売ってない?;