Z fcにはグリップはいらない。

せっかくのクラシカルなデザインが崩れてしまう。

 

そう思っていたんですが、

中古で買ったZ fcボディにはおまけでsmallrigのグリップが付いてました。

 

色はシルバーですが、何かの時に使うくらいならいいだろうと。

 

付けてみて思いましたが、

持ちやすくなるのはもちろんですが、

もう一つ大きな効用がありました。

 

Z fcの底面は上部と違い安っぽいプラスティックなんですね。

 

カメラを構えると左掌に当たる部分なので、

その感触がテンションを下げていました。

 

グリップを付けると底面が金属で覆われるので、

持った時に高級感があります。

 

ボディ重量も若干増すので、軽すぎることもなく、

持った時にズシッと手にくる感触が味わえるようになりました。

 

しかしSmallrigのグリップ部分は樹脂でできており、

良く言うと「しっとりとした質感」、

悪く言うと「なんかペタつく」。

ゴミも付着しやすくいまいち気に入らない。

 

そこでJJC製のグリップを購入しちゃいました!

 

これはアルミ素材の上に皮(ぽい)を貼ったもので、

これなら感触も悪くなさそう!

 

しかしグリップの天地の長さがSmallrigのものより短い。

 

別に大したことではなかろうと思っていたんですが、

意識せずにサッと持つと小指が余ってしまう。

 

グリップの天地が短い分、ボディの下方で握ってしまうせいだと思います。

グリップの下部が直線的なデザイン(これがカッコ良かったんですが)なので

指が当たると痛いです;

 

Smallrigの方は意識せずに持っても小指まで収まってます。

 

意識して持てば小指も収まるので、慣れれば問題ないと思いますが、、、

 

なんとなく一長一短。

両方ともグリップは前方だけで、純正のように背面まで回り込んでいません。

 

ここまでくると純正グリップも試してみたくなってしまいました(笑;)

見ると中古品が意外に安く売っています。

(Z fに乗り換える人が多いのか、今Z fc関連の商品が多数中古で出回ってますよね)

 

マップカメラさんで買いました。中古の純正グリップZ fc-GR1。

 

「底面がアルカスイス互換になってないと!」と思ってたんですが、

良く考えたら最近はPeakDesign(+Ulanzi)のキャプチャー使ってるから

グリップがアルカスイス互換じゃなくても良かった(笑;)

 

小指もしっかり収まるし、底部も面取りしてあるから当たっても痛くない。

 

やはり純正が完璧、、、、

と、思ったのですが、なんだか。。。

 

サードパーティの2社製よりグリップが小さいんですよね。

太さ?深さ?がないのでしっかり持てない。

せっかくグリップ付けたんならもうちょっと大きくても良かったのに!

 

三社三様のグリップ形状。

 

純正品は背面まで回り込んでいるので、

親指の収まりが良くなりますが、

グリップ前方の小ささを補えるほどの効果は感じませんでした。

 

結局みんな一長一短でした(笑;)

予算の兼ね合いでサードパーティ製にしても機能的には十分なんじゃないでしょうか。

Smallrig製はあの素材感が嫌いじゃなければ、いい選択になると思います。

 

グリップ形状の好みは手の形、大きさ、握り方なんかでも

変わってくると思うので、この記事はあくまでご参考程度に。

 

今回純正のグリップを手に入れて感じましたが、

Zfcは最初からグリップ込みで設計されてたんじゃないかと思いました。

オリジナルの底面のあまりなチープさ、グリップを付けたときの一体感。

付けると重量が595gとフィルム時代のFMやFEに近くなって、

手にしたときの質感がグッと良くなる感じがします。