以前、友達のムスタングベースを弾いたらめっちゃ弾きやすかったので、
5〜6年前にスクワイヤの安いムスタングベースを買いました。
その時から色々改造計画があったのですが、
ずっと放ったらかしだったのを最近いじり始めました。
ムスタングベース はショートスケールで弾きやすいんですが、
プレシジョンベースに比べて音が少し細いというのかガツンと来ない気がします。
(スクワイヤ製だから?)
なのでまずはピックアップを交換しようと思いますが、
ムスタングベース用のピックアップは種類が少なくて、
無改造で交換できるのは1種類くらいしかありません。
そこでボディを加工しなくてはなりませんが、
プレシジョンベース用のFENDER CUSTOM SHOP '62 PICKUPを購入。
写真は箱だけですが(笑;)
しかし、ギターの改造とかはネットやYouTubeで色々アップされているんですが、
ベースの記事は参考になるのがほとんどなくて苦労しました。
ピックアップはプレシジョンベース用なので、
ザグリを広げないといけません。
この日のためにAmazonで購入してあったテンプレート。
テンプレートのおかげで綺麗に開けられました。
しかしこれが第一の落とし穴。
ピックアップの底部についてる金属プレートが
大きくてザグリの穴に入りません;
買ったテンプレートはビスの部分に逃げがある(ピックアップカバーがぴったり納まる)タイプでしたが、
プレシジョンベースのザグリはその部分まで大きく開口されていました。
プレシジョンベース のザグリ
このザグリいっぱいに底部の金属プレートが収まるんですね。
プレシジョンベースは持ってるんですが、
ピックガードを外したことなかったんで知りませんでした;
買ったピックアップはビンテージタイプなので、
新しいタイプのものはピックアップ底部のプレートが付いていないものがあるみたいです(多分;)。
そういうタイプのを使う時用のテンプレートだったのかも?
ピックガードなしのベースではそういうタイプを見かけたことがある気がします。
で、解決するにはザグリを開け直すか、
金属のプレートをカットするかの2択。
で、金属プレートの余分な部分をカットする方にしました。
アース線のハンダを一箇所やり直すことになりましたが、
ザグリに入るようになりました。
で、写真は撮り忘れましたが、
ここで第2の落とし穴。
ザグリの深さは元の穴の深さまで掘ったのですが、
プレシジョンのピックアップをつけるには深すぎでした。
元の穴の深さは23~4mm。
ムスタングベースの場合、ピックアップはピックガードに付けるタイプなので、
穴の深さは関係ありません。
しかしプレシジョンベースのピックアップはボディに直接ビス留めするので、
穴が深いとピックアップが下がり過ぎて弦との距離が空いてしまいます。
そこで穴を埋めなおしました。
ギターのトップ材に使った6mm厚メイプル材のあまりがちょうど良さそうです。
穴の大きさに合わせて切り出します。
穴の底部に接着します。穴の深さは17mmくらいになります。
できました!
ムスタングベースはプレシジョンベースなどと比べると、
ボディから弦までの間が長いように思います。
プレシジョンベースならザグリの深さはもう少し深くてもいいかもしれません。
ピックアップ交換の結果、
ノーマルよりも音が太くグッと前へ出てくるようになりました。
ボディやネックが違うのでプレシジョンベースと同じというわけにはいきませんが、
似た感じにはなったと思います。
以上でした。