仲良し夫婦相談室
夫婦家庭専門カウンセラーの秀樹です。
今日は、「依存症とアダルトチルドレン」という題名でお話したいと思います。
依存症とアダルトチルドレンはどのような状態なのか見てみましょう。
*依存症*
ある物事に依存し、それがないと身体的・精神的な平常を保てなくなる状態。1)アルコール依存症のような物質に対するものと、2)インターネット依存症のように行為に対するもの、3)共依存のように人間関係に対するものがある。
< デジタル大辞泉 >
*アダルトチルドレン*
adult children を略してACともいう。1980年代に米国で,アルコール依存症の治療の中から生まれた概念。アルコール依存症の親のもとで育ち,親から受けた傷を〈自分のせいだ〉と受け止めてしまう人々を指して使われた。その後,アルコール依存症の親に限らず,折檻(せっかん)や小児虐待(ぎゃくたい)など,精神的・肉体的に不安定な親との関係のなかで,心に深い傷を負い,大人になってもそのトラウマ(心的外傷)に悩まされる人々を指すようになった。 <百科事典マイペディア>
しかし、はっきりとした定義などはなく、最近の説明では、「子供時代に「機能不全家庭」で育ったため、大人になっても内心的なトラウマを持ち続けている人。」と成ります。
依存症とアダルトチルドレンは原因と結果の関係のようです。
依存症もアダルトチルドレンも酷ければ精神的異常と判断されますが、ほとんどはその程度によります。
では依存症にはどんな依存症が有るか見てみましょう。
*お酒
*タバコ
*過食
*恋愛
*セックス
*薬物
*ギャンブル
*インターネット
*買い物
*盗み
*共依存(人に依存する)
*その他
などが上げられます。
この依存症も個人的程度の差はあっても何かしら依存してる人が多いと思います。
アダルトチルドレンを育ててしまう、「機能不全家庭」とはどんな家庭なのか見てみましょう。
家庭の中で家族同士正常なコミュニケーションが取れず、相手を信頼できないので、自分に対しても自信を持てない。なのでいつも不安感を持っています。
家庭内で幼少期に受けた心の傷を無意識的に抱えたまま大人になってしまい、その症状は無意識的に表れ行動します。そしてそれは今でも増加傾向の成りやすいといいます。
具体的に「機能不全家庭」の共通する特徴を見てみましょう。
1)親が家庭に無関心あるいは過干渉。
本来親は子供との距離感、目線を合わせて子供と接しますが、その距離感が無視され保たれていません。親自身の思いを満たすことが優先されてしまうので、子供の行動に全く無関心だったり、逆に自分の好みを子共に押し付けたり、親が叶えられなかった夢をかわりに叶えるようにしたり、子供に過剰な期待をしたりします。
2)親子が依存し合う共依存関係。
これは親の過干渉により子共は自分で判断しなくなり、全て親の言う通りに行動するように成り、また親も子共に依存するようになり「あなたにはこれは無理」とか「やっても無駄」とか、無意識的に子供の自立を妨げる行動をとります。
3)条件付きの愛情
例えば、親が子供の勉強の成績が良いときは普通なのだが、成績が悪くなった途端、悪い子扱い。
帰宅時間を守ってるときは普通だが少しでも遅れるとヒステリーを起こす親。
良い子と悪い子の基準を親が決めているので、自分の判断で何もしなくなる。いつも親の顔色を伺う子供になってしまい、子供は自分が何がしたいのかも分からなくなる。
4)片親しか機能しない家庭。
離婚してたり片親しかいない家庭はわかるが、家庭に両親がいても片親しか機能していない家庭で、機能不全家庭の場合、その片親も子供に「お前は長男なんだからしっかりしろ」、「女の子なんだから勉強より家事を手伝え」、機能しない片親役を押し付けるようになる。
5)子供を褒めない。
子供ができることより、できないことに癇癪を起こす。過干渉的な親は、「この子はもっとできるはずだ」と始めから決め付ける為、子共はその期待に答えるよう頑張るが良い結果が出ないと途中で無気力になってしまう。
褒められたことが少く自分の長所も分からないので、伸ばしきれなくなるようです。
6)他の子供と比較する。
兄弟や子供の友達と比較したがる。親自身の不安心や満たされない感情から無意識的に子共を比較する。
7)子共に暴力を振るう(物理的・精神的)
親の気に入らない行為を子共がすると殴る・蹴る。または子共を威嚇するように物を壊したりする。
または、「あなたを生んで後悔してる」、「使い物にならない」とか存在自体を否定する暴言を与える。
酷い場合は、「育児放置」 子共の世話もせず無視し子共を放置する親もいる。
8)子供が親の顔色ばかり気にし親子関係がいつも緊張状態にある。
子供が幼い時から、親の精神状態が不安定な場合、子供は無意識的に常に緊張状態になり、のびのびとした感情は消え親の顔色を先に伺うようになる。このような子が社会にでると自分より周りの事だけ気にし行動しますが、自発的行動もできない子になるようです。
例を上げた以上に「機能不全家庭」が引き起こす症状はいろいろです。
しかし、良く考えて見ると、上のような家庭環境は意外とどの家庭でも少なからず当てはまる内容が有ったりします。
親のわがままで家庭内が緊張したりする。。とか
親子喧嘩になって親が友人と比較した。。とか
アダルトチルドレンは、全ての人が大小多少とわず持っているように思います。完璧な親はいませんよね。。
症状が、酷い、軽いとかの差は有ると思いますが、自分の中の原因をはっきりさせる事で、アダルトチルドレンの問題を克服できます。
諦めず、こつこつ一歩また一歩進む努力が必要です。
アダルトチルドレンが恥ずかしい事は何も有りません。
このままの自分でいるのは非常に苦しいと思います。
もし、あなたに子供がおられるので有れば、子供の為にも乗り越える親になるのは如何ですか?? 立派ですよね。
今日は、少し深い内容に触れました。
「自分の親を見ると私は絶望的です」と考える方もいると思いますが、今皆とこの時代を同じように生きているのです。差ほど変わりないと思った方がよいと思います。
「機能不全家庭」が繰り返さないように、勇気を出して前に進みましょう。
頑張りましょう。
私も応援しています。