先輩の奥様らしき方がマンションの1階のベンチに座っていた。



わたしは「こんにちは、あの、、〇〇の言付けで、、」


と声をかけた。


「ああ、貴方が来てくれたのね。

これ、確認してくれる?主人から預かって現金」



少し小柄な派手派手しくなく清潔感のある優しそうな女性だった。



現金を確認し、お礼を告げた。



奥様は彼の事について話し始めた。


先輩は彼のことを弟の様に気にかけてきて、

付き合いも長いこと。


彼はあまりいい女の人に縁が無かった事。

モテ無いというわけでは無く、

今迄もお金やトラブルが少なく無く、

いい人と出会えるといいなと思っていた事。



私と付き合っていた事は知らなかったという事。

今回結婚すると聞いたと思ったら、離婚したいと聞いてしかも揉めているので助けて欲しいと話しがあったという事。


今は彼はあなたを頼っているけど、

今後どうするかはあなたの人生だから

よく考えてね。



優しくそう話してくれた。



わたしは泣いていた。