奥さんが出て行き、彼は毎日毎日わたしに電話をするようになった。
住んでいたマンションを出る日も
刻々と近づいてきた。
マンションは不動産屋が購入し転売することになった。
彼は新しい住まいを探さないといけない。
ワンルームマンションを沢山一緒に見た。
しかし、彼の希望の家賃では、
学生が住む様なところしかない。
当たり前だが現実は厳しい。
彼は結局どのマンションにも決められなかった。
その頃わたしは会社のマンスリーマンションに住んでいた。
彼はわたしと一緒に住むと言い出した。
そう言われた時、わたしは以前の様に
嬉しいとは思わなかった。
こんなぼろぼろになってでないと
わたしのところに来ないんだ…