退院します | アラ還おやじの食道がん闘病記

アラ還おやじの食道がん闘病記

2018年3月8日(58歳)胸の痛みと喉の違和感で消化器内科を受診。
食道にがんが見つかり抗がん剤治療、食道亜全摘手術、そして"がんサバイバー"としての生活が始まりました。
幸いなことにまだ人生は続いています。
そんなアラ還おじさんのブログです。

今年は法事の当たり年になっています
1月は親父の七回忌、4月は福岡市の叔父の三回忌、5月中旬には大阪の伯父の三回忌、下旬には福岡県福津市の伯母の三回忌です
 

今年の1月30日親父の七回忌の法事は家族と直系の親族だけで行いました
 
 
この時点では、私の食道がんもまだ発見されていません
 
 
親父の男兄弟4家と嫁に行ってない叔母さんだけでも15人ほど集まります(直系だけしか案内を出しませんでした)
 

大阪からは親父の長兄の長男(従兄)が遠路参加していただきました

 
この従兄は5〜6歳 年が上なのですが私が大阪時代、大学生の頃から世話になっていて一番中のいい従兄なのです

 
亡くなった伯父さんにも未亡人となった伯母さんにも足を向けて寝られないほど世話になりました
 

今月28日に福岡市の叔父さんの法事があります

 
2クール目の抗がん剤治療の直前です
 
 
 ” 都合が付かず欠席いたします申し訳ありません
 
 ” 弟K君が代理出席いたします "
 
 
ここまでは良かろう

 
ありえない話ではない
 
 
来月13日に大阪の親父の長兄(伯父)の三回忌の法事があります


2クール目の抗がん剤治療が終わった後です
 
 
従兄から案内状も来ていました
 
 
こんな情け無い状態です
 
 
 ” 都合が付かず欠席いたします、申し訳ありません "
 
 ” 弟K君が代理出席いたします "
 
 
直系の法事を2回続けて欠席することになります
 
 
普通、世話になった大阪の伯父さんの法事を都合が付かず欠席することなどあり得ません
 
 
今日(4月15日)の昼間、抗がん剤治療が終わり久しぶりに注射針が抜けました
 
 
大阪の従兄に手紙を書こうと思いました

 
嘘をついていい時と悪い時があるような気がして、そしてそれが今のような気がしました
 
 
それでたとえ、心配をかけることになったとしても・・・
 
 
食道がんになったこと、1クール目の抗がん剤治療が終わり明日退院すること、来月2クール目の抗がん剤治療を受けること、6月に食道の全摘出手術を受けること
 
 
親戚には誰にも話してないこと

 
くれぐれも内密に願いたい旨
 
 
そして法事の欠礼を詫び筆を置きました
 
 
書き終えた頃には夜が明けて空が白んでいました
 
 
 
 ” もうじき退院です "