さぁいよいよエンジンを組み立てましょう(^^)/
オイルシール、Oリング、ガスケット関係は全て交換する事にします。
まずはクランクケースにクランクシャフトを組付けします。
クランクケースの合わせ面には液体ガスケットを塗布します。
クランクシャフトに新品のクランクシールとOリングを取付けクランクケースに組み込みます。
この時に、クランクシールを溝に合わせるのとクランクベアリングのピンをケースの溝に合わせておきます。
クランクケースアッパーをのせ取付ボルトをトルクレンチで締め付けします。
画像向かって左の上と下のボルト2本にはガスケットが入るので注意。
ケースボルト8mmの指定トルク2.3kg-m
ケースボルト6mmの指定トルク1.2kg-m
エンジン台に乗っている時にオイルシールを交換しておきます。
この時点で、エンジンをフレームに搭載します。
理由は、エンジンがまだ軽いので片手で持ってフレームにエンジンマウントボルトを付けられるからです。
エンジンマウントボルトを全て取付したら順番に締め付けて行きます。
1.まずエンジン後ろ右下のアジャストボルトを1.5kg-mで締め付け、アジャストボルトのロックナットを6.5kg-mで締め付けます。
2.エンジン後ろ下のマウントボルトを4.0kg-mで締め付けます。
3.エンジンストッパーリンクボルトを5.5kg-mで締め付けます。
4.エンジン後ろ上のマウントボルトを4.0kg-mで締め付けます。
5.最後にエンジン前のマウントボルトを4.0kg-mで締め付けます。
カセットミッションとオイルポンプを取付けます。
取り付け後にシフトが入るか確認を忘れずに!!
1.はアジャストボルトです。
ギアを組付け、用意しておいたキックギアを付けてみると何か足りない・・・(;゚Д゚)
あ~キックスターターアイドルギアが無い!!
レーサー仕様だったので外されていたんですね~
キックギアしか用意してなかった・・・しくった!!
そう言えば、どこの家にもあるスペアパーツ(笑)
カセットミッションを見てみたら、やったぁ付いてました!!
移植して取付、無事にキック出来るようになりました。
*丸印プライマリドライブギアボルトの締め付けトルク9.5kg-m
続いてクランクケースカバーの整備に掛かります。
オイルシールとウォーターポンプを取り外します。
せっかくですからフィルターも清掃しておきます。
洗浄台で洗ったら組み立てに入ります。
純正のウォーターポンプギアは亀裂が入っていたので、今回はDMR製のウォーターポンプキットに交換します。
オイルシール、ユニットシール、ベアリングの順に打ち込みします。
ウォーターポンプギアシャフトを組付けます。
インペラー側にもユニットシールの相手側を組付け、ワッシャーを忘れない様に入れて取り付けします。
インペラー締め付けトルク1.2kg-m
オイルシールを交換し、ケースにガスケットを取り付けて、クランクケースカバーを取り付けします。
この時ウォーターポンプシャフトにスラストワッシャーを忘れない様に!!
カバーボルト6mmの締め付けトルク1.0kg-m
クラッチアウターを6mm取付ボルトで締め付けトルク2.3kg-mで締めます。
締め付けたらクラッチセンターを組付けロックナットを規定トルク9.5kg-mで締め付けます。
乾式クラッチとプッシュロッドを組付けます。
続いてピストンとシリンダーを組付けます。
ピストンはピストンリングの合口がインテーク側になる様に組付けます。
シリンダーを入れ取付ボルトを規定トルク2.5kg-mで締め付けします。
シリンダーヘッドを取り付けしたら、規定トルク2.2kg-mで締め付けます。
後側のピストンとシリンダーも同様に組付けます。
暗くなったので本日はここまで。
明日から仕事なので、また暇が出来たら続きをやりましょう。