「善次郎」つっても、化学実験の「ぜんじろう先生」や「ゼンジー北京」じゃございやせん(滑)
山部善次郎こと「山善(YAMAZEN)」です。
かつてはサンハウスの弟分みたいな位置でしたが、今や博多ロックの大御所だす。総元締め? この方をご存知なら十分博多ツウです。博多でロックしてる人でこの人を知らなかったらモグリと言われます(マヂで)。私がこの人を書くのも正直恐れ多いくらいなんですが・・・。
幼い時に好奇心で登った電信柱の高圧線に触れてしまい鼻と左目を失ってしまい、40回以上に及ぶ大手術を経て人工の鼻と海賊のようなアイパッチ(もしくはグラサン)の出で立ちなので、かなりインパクトのあるお顔をなさってますが、音楽好きな人にはプロにもアマにも平等に接してくれます。僕がマディーウォーターズを知ったのはこの人からです。ルースターズが北九州から博多に移ってきた時の話とか、メンタイ系の昔話をたくさん聞かせて貰いました。他にも凡人離れのエピソードもたくさんありますが、それはまた別の機会に。
実際メンタイロックには様々な貢献をおり、一時はモッズとルースターズとモッズのマネージャーもやってたとか、楽曲提供も数知れず。例えば映画ロッカーズでメインテーマのように掛かってた「可愛いアノ娘」はこのYAMAZENの提供ですし、ロッカーズファーストの「キャデラック」もこのYAMAZENのシングル曲です。
ちなみにこの「キャデラック」はロッカーズの穴井がベース、ルースターズの池畑がタイコを叩いてます。
他にもモッズの「EASY COME EASY GO」にも参加してますし、「JUKE JOINT」はジャケットのイラストも描いてます。絵もお上手で個展を開く程の腕前です。
先輩格のサンハウス、シナロケがメジャーデビューし、いよいよ自分もと思いながらも、なぜか博多一の実力者にプロダクションからは声が掛からず、とうとう後輩のルースターズ、ロッカーズ、モッズ、アンジー、アクシデンツまでもが次々とメジャーデビューしてしまう。
しかしプロになった先輩、後輩達がメディアで博多に残っている彼のことを語り続けることで日本一有名なアマチュアロッカーとなるも、ずっと福岡を中心に音楽活動しています。
「山善がおるけん博多たい」とプロ連中からも言われるくらい博多には欠かせない人なのです。最高のロックを聴かせてくれます。機会があれば是非聴いてみて下さい。