菊地凛子です。「凛」という字も意味も好きですが、ひらがなで「りんこ」っていうのもかわいい名前だと思ってます。
で、先月バベル観ますた。体当たり演技に圧倒されました。
しかも役作りのエピソードとして、オーディションを受ける前から手話を習い、撮影中には殆ど習得していたといわれており、しかも女子高校生役を演じる為、体重を5キロ増やし、さらに役柄が耳が聞こえない聾唖者の設定ということで、コンビニで聾唖者になりきって買い物をしてみたり、地下鉄で風の感覚で列車が入ってくるのに気付く感覚を養うなどの訓練を積んだらしいですよ。
そりゃオスカーノミネートも納得です。ラッキーガール的な言われ方でしたけど、自ら努力を惜しまない、、まさしく「凛とした」女性だと思います。
ところで私事ですが、24の頃、菊地凛子激似の同級生とお付き合いしておりました。
小学4年生の頃の同級生でしたが、当時彼女は「知ったかぶりが激しい」との理由でいじめられており、なんとかならないかとすごく気になってはいたものの、僕が引越しで転校する事になったので彼女のその後はわからなくなりました。
その14~5年後に、僕が仕事の関係で、とあるオーディションに立ち会っていた時、聞き覚えのあるカン高い声と大きな目の女性がその会場にいました。
審査が終わったあと、話して掛けてみると、彼女も覚えていたらしくつもる話に花が咲きました。
しかし、どうも様子がおかしい。
やたらと右耳をこちらに向けて聞こうとするんです。
思い切って聞いてみると、左耳が物心ついた頃から聞こえていなかったということでした。「音」というものが方耳でしか聞こえないものだと思っていたそうです。
うまく人の話を聞き取れないので何度も聞き返すと相手が嫌な顔をするので、結局は「知ったかぶり」になっていたことが判りました。
それを知って、小学校当時かばってあげられなかったことが大変悔しく思ったと同時に、理由も判らずにいじめられるツラさを理解することができました。そんな苦労をしていたことがショックでなりませんでした。
別に同情ではないけれど、その後、彼女と付き合うようになりました。もちろん彼女の右側が僕の定位置です。出会う前に乗っていた車(左ハンドル)も買い替え、右ハンドルにしました。彼女が聞き返す事が少なくなるように簡単な手話も覚えました。
またアトピーもひどかったので、料理や洗い物も僕が率先してやるようにしていました。
しかし、その行為は彼女には都合が良かったかもしれないけれど、反対に彼女としては、僕に何もしてあげられない事を気にし始めます。
で、彼女のとった選択はなんとも・・・・
「某教祖様」に頼ることでした。あまりの極端に驚きましたが、一応一時の間は理解を示すものの、結果的には2年半で別れることになりました。その後はわかりません。
若さも手伝って、表面的なことしかしてやれなかったことが悔やまれるお付き合いでしたが、今幸せにしていてくれたら嬉しいです。
今でも僕が女性の右側に座る癖があるのは、その時の名残かも知れません。



