年下の彼
それも14
そんな恋
ひとつも楽じゃなかった
親からは怒られ
彼の親にも紹介されず
友達からはいつ別れるのか
そればかり 毎回 毎回
会うたびに
私がフラレる話しを
いつかいつかと楽しみにされ
回りから
心からの良かったねーも
おめでとうも
あるはずもなく
孤独でしかない
そんな日々
私だって いつもいつも おびえてた
いつ さよならって
捨てられるのか
私が昔
散々 既婚者をたぶらかした罰なのか?
そうだよ
だからきっと
その罰で
この年下彼氏に最後の最後
フラレるんだって
思ってた
だから いつだって
別れる心の準備をしながら
好きを続けていた
好きになって
いつも別れてもいいようにしてるって
どんなに大変か
誰にもわかってもらえないから
誰にも相談しない
ずっとひとりで悩んで泣いて
そのせいか
彼の様子が少しでも変わることに
敏感だったのかも
同棲した2年間
何度も何度も
彼が寝たあと
携帯を見た
そのたびロック解除のパターンを盗みみる
今はもう忘れてしまったけど
何か彼はしていて
怒った私は
夜中に彼を叩き起こして
荷物を全部 カバンに詰めて
家から追い出した
結婚してたら大変だ
同棲で良かった
彼を追い出せる
彼がひとり暮らしで良かった