82歳母
先日85歳父が亡くなり
急にばったり気力が無くなった母
いつかは来る親の介護
父が先日生きているまでは
普通だった母
父が亡くなったとたん
元気が無くなり
このままだと 母はボケてしまうのでは?
と思うくらい ひどく変わった
私はすぐに仕事を辞めた
会社は時間を減らすなり
休みを増やすなり
しても構わないから
辞めないでくれないかな
と とても良い上司だったし職場だった
でも私は仕事を気にしないで
母を看たかったから
辞めることにした
始めは
本当に母の急な気力の衰えはひどく
毎日 母のところに行くようにした
買い物で気が晴れるように
毎日 母と買い物に行き
色々な話しをした
昔は
もうお母さんボケてるんだから
と私が言うと
私はボケてなんかない
とか
おばあちゃん
と言うと
物凄く嫌がった
でも 昨日
おばあちゃん
と言ったら
おばあちゃん
って自分で言ったり
なんかね人は穏やかになると
死に向かうみたいなんだよ
って
言ったり
穏やかになったらなったで
母が本当に死んでしまいそうで…
私は今
いつ母が亡くなっても
後悔しないように
やれるだけのことをしよう
と思っている
月曜から母の家のリフォームが始まる
母はお金大変だから
やらなくていいよ
と言うが
父がちゃんとお母さんの為に残してくれた
お金があるから
大丈夫だよと
父は母に感謝してると思う
だから私は父の分
母をこれから 大切にするからね
そんなことを考えて
母の家の片付けをしていたら
父からのプレゼントが…
父はまだ近くに居るのかな
父の形見に
私の息子に
父がくれたみたいだった
礼服一式
洋服のような着物
を見つけた
帰ってから
息子に着せてみた
似合っていた
お父さんありがとう
兄には内緒にして~
と母にお願いした