皆様お疲れ様です
先日の月命日の日
私は仕事を終えてから
お墓参りへ行ってきました。
夕方5時過ぎに行ったんですけど
さすがに12月ともなると外は真っ暗で
お墓参りしてる人は誰もいません。
お寺も本堂付近は明かりがあるんですけど
お墓の方は明かりが無く
真っ暗です。
こんな真っ暗の中お墓に来たのは
幼稚園のお泊まりで
肝試しをやった時以来なんじゃないか?
そんな事を思いながら
長男の眠るお墓まで歩いていました。
暗くてもちゃんと
自分の家のお墓は分かるものですね(笑)
お墓に到着しました。
すると香炉の下に何やら白いものが…
花束でした。
きっとどなたかがお参りに
来てくださったのでしょう。
よく見るとお供え物の飲み物も増えてました。
前回私が来た時に
花立を洗って蓋を閉じてしまったから
遠慮して活けなかったのかな?なんて思って
花を見たらしおれかけていたので
慌てて花立に活けました。
今回も私は花を持ってきてなかったので
どなたかが持ってきてくださった
お花のみを
片方の花立に活けました。
不格好だが許せ、長男
多分同級生だとは思うんですけど
会いに来てくれた事
とても嬉しいです。
最近会ってないから、とか
暇だったから、とか
理由は何でも良いんですけど
ふとした瞬間に
長男の事を思い出してくれていて
お墓まで足を運んでくれている
という事がお墓を見て伝わってきました。
皆の心にはちゃんと長男が
生きているんだなって思えました。
お供え物をして
お線香を供えて
手を合わせました。
長男との対話は
仏壇とかでいつもしてるのもあって
話す内容は特に変わりません。
また来るね
そう言ってお墓を後にしました。
家に着くと
ちょうど奥さんと娘が車で帰ってきた所に
遭遇しました。
どうやら奥さんは休み
娘も有休という事で
買い物に行っていたようです。
色々買い物に出掛けてたみたいなんですけど
お墓参りには行ってないんですよね。
それはお墓の状態を見れば分かります。
私は少し寂しく感じました。
せっかく休みだったんだから
月命日くらい
お墓参りしても良いじゃないかと。
2人に文句は言いませんでしたが
軽く「たまには会いに行ってやんなよー」って
私の意思は伝えました。
まあ別にお墓参り行かなかったからと言って
2人に長男に対して愛情が無いとかは
思わないんですけど
なんかモヤモヤ……
でも、娘は以前
死んだ事を認めたくないから
仏壇には滅多に手を合わせないと
言ってたし
奥さんだって
仏壇のお世話は毎日しているし
まぁ…なんなら
長男のタトゥーも入れちゃったしね(笑)
グリーフとの向き合い方は
人それぞれなんだろうなと
改めて思いました。
ちょっと古いけど
浜崎あゆみの歌で
「appears」って歌があって
街で見かける恋人達は
手を繋いで歩く姿が幸せそうに見えて
全て完璧のようだけど
本当のところは2人しか知らない
見えない部分には
ネガティブな事もあるんだよっていう
歌なんですけどね
なんか急に思い出したんですよね。
なんとなく似てるな…って
グリーフとの向き合い方も
どうしても自分主体になりがちで
自分の価値観で動いているから
仕方ない事だとは思うんだけど
どうしても他人を見る時に
その自身のフィルターにかけて
見てしまって
それで自分の価値観と違ったら
あの人は向き合えていないんじゃないか?
なんて余計な事を思ってしまう時が
あるのかもしれない。
特に家族に対しては
そう思うハードルがとても低いように
感じました。
でも、そんな事無いんですよね
大切な人を喪って
悲しくない人なんかいない
戦ってない人なんかいない
たとえ
ある人がゲラゲラ笑っていたとしても
そのゲラゲラ笑いに至るまでの道のりは
とてつもない戦いの果てに
手に入れたものであって
その瞬間を否定してはいけないんだなと
moment of trues
真実の瞬間に
グリーフはなってはいけないなと
そんな事を思いました。
その日の買い物で
2人はクリスマスツリーを買ってきました。
特に派手でも大きくもない
普通のクリスマスツリー
それを嬉しそうに飾る娘
我が家にも
今年もクリスマスがやって来るんだな
年末行事を目の敵にして
過ごしてきましたが
これもやはり
「いつも通り」な事
長男にもクリスマス気分を
味わってもらえたら
私も楽しく過ごせるのかもな
そんなふうに思いました。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。
はじめましての方へ
よろしかったら
こちらもお読みいただけますと幸いです。
私の新しい人生の出発点です
どうぞよろしくお願いいたします。