皆様お疲れ様です。



今回はうちの奥さんの話なんですけど



子供が複数人いる「あるある」

とでも言いましょうか



名前の呼び間違え、なんですけど



昔からよくやるんです



本当は次男を呼びたいのに

○○(長男)ーー!

△△(娘)ーー!

□□(次男)ーー!

みたいに

何故か呼びたい人が最後になる現象(笑)



我が家の名物みたいになってました。



最初は単発で

呼び間違えるだけだったんですが



だんだんめちゃくちゃになってきて



上記のように全員呼んじゃったり



時には自分の実の弟の名前を挟んでみたりで



奥さんが名前を呼び間違えると

我が家では

「あーはいはい、いつものやつね」的な


発作が出た(笑)みたいな感じで

いじっていました。



それが最近

全然間違えないんです…



長男が居なくなっちゃったからなのかな?



間違えないのは

それはそれで良いのかもしれませんが



私としては少し寂しい



なんか物足りない…



間違えちゃえばいいのにって(笑)



奥さんが普通に長男を呼ぶところ

聞いたらほっこりするんだけどなーなんて



でもわざと呼んでって言うのも変だし



だからこればっかりは

偶然のミラクルに期待するしか無いのです。



でも、もしも呼んだら呼んだで

その後寂しくなっちゃうかも

しれませんよね…



それはちょっと可哀想かな



とはいえ、今まであった

家庭での自然な一コマに憧れます。



一瞬でもいい

幻でもいい


長男がいる風景

いつもの騒がしいリビング



感じてみたいな照れ










そういえば




最後に奥さんが

名前を呼び間違えた時って





長男の告別式の時だった。







最後のお別れが終わり

棺の蓋が閉まり

いざ出棺ですという時





私達家族はご住職の後ろを

位牌

遺影

花束

これを各々が持ち

ついて歩いてくださいと

説明を受けていたら



棺の前で待機してないといけない次男が

間違えて人波と一緒に

外まで出ていってしまいそうになったんです。





あっという間に

入口付近のかなり大声で

呼ばないと聞こえないであろう位置まで

歩いていってしまった次男を

呼ぼうと思ったのですが




今ここで大声を出すべきか?と

戸惑った瞬間




私の後ろから

奥さんが大きな声で














「○○(長男)ーーーー!」って(笑)














ここで呼び間違えるのかーお前はーーー!!







人生最大の悲しみの瞬間に

ボケかます奥さん






いやいやアセアセ

長男は私達の横で寝てますよ…って






私、思わず吹き出して笑ってしまいました。





その時はなんか

辛い気持ちも少し和らいじゃって

変に和やかな雰囲気で出棺に(笑)




あの時はあれがあって

助かったなーなんて

思ってたんですけど



今になると

あの時の呼び間違え


ものすごい腹から声が出てて



あんなふうに呼ぶのは

きっともう最後



やっぱり逝ってほしくなかったんかな、とか

思うとめちゃくちゃ切なくなる。



奥さんの心の声だったのかもしれないですね。







そして最近あった地元での花火大会




ママ友の話では

奥さんは花火に向かって

長男の名前を叫んで

その後号泣してたそうです。






やっぱりお前も呼びたいんだよな…








俺はいつでも待ってるぜ……





お前の呼び間違えグッ照れ







最後までお読みくださり

ありがとうございます。










はじめましての方へ

よろしかったら

こちらもお読みいただけますと幸いです。



私の新しい人生の出発点です

どうぞよろしくお願いいたします。