皆様お疲れ様です



私の勤めている会社に

10年以上前に一度同じ所で働いてから

ずっと私の事を

気にかけてくれてる方がいます。



女性の方で

年齢は多分10歳以上歳上だと思いますが

聞いた事は無いので分かりません。



同じ場所で勤務していた頃は

もう今は居なくなってしまった

もう1人の方と3人で

よく子供の話とかした事もありました。



それから数年が経ち

私は業務内容が変わってしまったので

あまりその方とお会いする事は

無くなってしまいましたが


それでも時々は顔を会わす事もあって

必ず「子供は何してんの?」とか

「いくつになったの?」なんて

声を掛けてくれていました。



その度に私は

「今は○○通ってるよー」とか

「こないだこんな事あってー」など

話したりしていました。



長男の葬儀が終わってすぐ

お通夜にたくさん会社の方達に

来ていただいたので

お菓子を持って各所回ってた時に

偶然その方とお会いしました。



場所は会社の外の道路だったんですけど

人目もはばからず

泣きながら私を抱きしめてくれました。


半ば抱きついたに近かったと思います。



私もその時は基本記憶が無い期間なので

詳しくは覚えていませんが

無粋な質問などは一切なく

ただただ私と家族の事を心配してくれて



当時はとにかく一緒に泣いてくれる人が

嬉しいというか、どんな言葉よりも

一番心に染み渡るような時期でしたので

私もその時は身を預けて泣いた記憶があります。



その1ヶ月後くらいに

またその方にお会いしました。



その時も私をハグしつつ

色々と心配してくれていました。




そして先日

久しぶりにまたその方にお会いしました。




おばちゃんが抱きしめてあげようか?と

聞かれましたが



ありがとう、大丈夫だよ と答えて

少し話をしました。



ちゃんとご飯は食べてるか?とか

少し痩せたんじゃないか?など

とにかく私の身体を心配してくれていて

ありがたい気持ちになりました。



そして話はその方の過去の話になりました。



今は見た感じはとてもお元気そうですが



過去2回

事故と病気で生死の境をさ迷った事が

あるんだそうです。



私はその時一緒に働いていなかったので

詳しい話は知りませんでした。



事故の時も病気の時も

どちらもその方は同じだったそうなんですが



突然目の前が

真っ白になったそうなんです。



そして気付いたらもう全てが終わってたと



私はこうやって帰って来れたけど

あのまま逝ってたら

分からなかったと思う。



そしてその事があってから

自分の死というものを

凄く考えるようになったそうなんです。



私の長男は寝ている時に

亡くなりました。



いつもの寝姿で

一切の苦しみの表情無く


旅立って行きました。



そしてその方は言うんです。



だからあんたのお兄ちゃんは

絶対苦しんでなんかないよ!って


死んだ事すら分かってないと思う、と



絶対どこかその辺にいるから

話し掛けてあげなよ!

1人じゃないからね!って



自身の体験も交えて話してくださったので

なんかとても説得力を感じました。



苦しんでない、というのは

表情などの結果から想像を

勝手にしているだけなので

本当のところは分かりません。



でも、その方のお話を聞いて

やっぱりあいつは苦しまずに

旅立つ事が出来たのかもしれないなって

心から思えた瞬間

涙が出てきました。



本当はもっと話したかったんですけど

泣いてるのがバレると恥ずかしいから

「またね!」と言って

私は話を切り上げてデスクへ戻りました。



医学的な意味での長男の最期も

必要な事だとは思いますが

こういう実体験みたいなお話も

凄く私の心に響いて

少しだけですけど安心のような

気持ちが持てました。



いつも私の事を気にかけてくれて

見れば必ず声をかけてくれる

改めて優しい方だなぁと

しみじみ思いました。



人と人

心と心


みんな優しい世界で繋がってて

助け助け合い

生きている



辛い時にそっと手を差し伸べてくれる

そんな人間に私もなれたらいいなと

思った1日でした。



最後までお読みくださり

ありがとうございます。









はじめましての方へ

よろしかったら

こちらもお読みいただけますと幸いです。



私の新しい人生の出発点です

どうぞよろしくお願いします。