皆様お疲れ様です
昨年娘がiPhoneを買い換えまして
その残ったiPhoneは家専用ということで
次男がWiFiで利用していたんですけど
来年から中学生なので
そのiPhoneにSIMを入れて使えるようにしよう
という事になり、近くのソフトバンクへ
行ったんですけど、その途中の車の中で
その日あった小学校での
最後の授業の話になりました。
次男も小学校卒業が間近なので
授業も終わりに近づいてきており
科目によっては
最後の授業が出てきてるそうです。
そして最後ということで
授業内容も普段とは違うものに
少しなっているようです。
その日の話として聞いたのは
授業時間の約半分が
先生の話だったということで
科目とは関係なく、
これからのみんなへ向けた
話だったそうです。
次男からの話をおおよそまとめますと……
卒業して皆は離れ離れになってしまうが
それは悲しい事ではないんだよ
また中学校に行ったら新しい出会いがあり
楽しい事も沢山あるんだけど
またいつかその中学校の人達とも
別れの時が来る
でもこれを繰り返していって
人生の財産が出来ていくという事は
素晴らしい事なんだ。
だけどそのみんなで過ごせる時間は
限られているから、その時その時を大切に
過ごしていって欲しい。
卒業して別れた後ではもう何も出来ないからね
……というような話でした。(次男の話を
私なりに噛み砕いて補完してあります)
「…って言われたんだよねー」と次男
そうだな、と私は頷きました。
続けて次男が、でもね……と
先生の言ってる事はよく分かるし
その通りだと思うんだけど
友達とはまたどこかで会えるじゃん。
でももう○○(長男)とは会えないから
そういう辛さとかは分かってるんだ
自分の身に起こった事が
先生言ってる事を上回ってしまっていて
なんかあまり響かなかったんだよね…と
そんな事を言うんです、、
そう言われて私は言葉を返せなくなり
とっさに
「そうだな、お前は頑張ってると思うよ」
としか言えませでした
うーーーーん、本当にごめん、、、
普段は明るく振舞ってる次男だけど
やっぱり次男なりに思うところって
あるんだな、もちろん分かってはいるんだけど
次男にも長男の事を
背負わせてしまってるなーと思って
何も言えなくなりました。
本当なら12歳なんて
遊びと夕飯の心配だけしていれば
いいような年齢ですよ
それなのにこういう事を考えるように
させてしまった次男には
なんか申し訳ない気持ちになってしまいました。
そして更に考えを進めていくと
この「ごめん」はもはや
背負わせた次男に対してなのか
短い人生という運命を与えてしまった
長男に対してなのか
考えれば考えるほど
分からなくなってきました。
私はすっごいモヤモヤしたまま
ソフトバンクへ到着しましたが
自分の気持ちを押し殺して
手続きを進めていきました。
手続きが終盤に差し掛かった頃
スタッフさんから
電話番号の下4桁を選べるんですけど
お好きな番号はごさいますか?
と言われました。
私は次男に
どうする?好きな番号4つだって、と
言うと
即答で
「1222!」と答えました。
その瞬間、私
涙出るかと思いました。
1222…
12月22日は長男の誕生日なんですよね
次男は恥ずかしそうに
「急に言われてそれしか思いつかなかったー」
って言うんですけど
普通ならパッと思いつく誕生日といえば
自分の誕生日ですよ
それなのに次男は長男の誕生日を即答しました。
私は次男の兄に対する想いというか
優しさのようなものに心を揺さぶられました
口には出さずともいつも長男の事を
想っていてくれてる次男に嬉しく思いました。
そんな次男に泣きそうになり
お願いだからソフトバンクで
俺の事泣かさないでって思いながら
涙を堪えて「じゃあ1222でお願いします」と
私はスタッフさんに伝えました。
先日の手紙といい
最近次男の私の涙腺への攻撃が
かなりエグいです笑
私は次男にも長男の事を
背負わせてしまっている事に
申し訳ない気持ちになると同時に
次男なりの供養といいますか、
向き合い方があるんだなと思って
ありがとうという気持ちにもなりました。
帰り道の途中で
「もうここでゲームやっても出来るの?」と
キラキラした目で聞いてきたので
「できるよ!でも車に酔うなよ」
と私は言いましたが
次男は「大丈夫だよ!」と言って
夢中でゲームをやっていました。
そんな姿を横目に
まだまだ小学生は小学生なんだな
なんて思いながらも
一瞬次男に精神年齢抜かれたかと
ヒヤヒヤしましたが
iPhoneを握りしめる無邪気な姿を見ていて
少しだけ安心しました。笑
そんな次男を見ていて
私達家族だけじゃなくても
街で行き交う知らない人も
みんな背負ったり、耐えたり、頑張ったり
多かれ少なかれきっとあるんだよな
なんて思った瞬間でした。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。