皆様お疲れ様です。


先日知り合いのお花屋さんに

四十九日法要のお花をお願いしたところ

息子が亡くなった事を知らなかったらしく

お悔やみに伺いたいと仰ていただき

遺影よりも大きいお花を

いただいてしまいました。

本当ありがたいです。


葬儀の準備も進み

A君の描いてくれていた絵が

一番難航していましたがなんとか前日の

夜中に完成させる事が出来ました。


絵は推しキャラとのツーショットですが

ネットによくある

オタクのハート失敗のポーズを

描いてくれました。


推しキャラも息子もどちらもそっくりで

むちゃくちゃ上手いです。


そして完成した絵をコピーしてきました。


「コピーと原本どっちを棺に入れる?」と

私はA君に訊ねました。


しばらくしてA君は

「原本を入れましょう!」と

言いました。


じゃあこっちのコピーは

「額に入れて飾ってもいい?」と聞くと

「もちろんです!」と言ってくれました。


原本を明日持っていく用に袋に入れ

コピーを額に入れようとした時に

A君が言いました。


「そのコピーちょっと貸してください」


A君に言われるがままコピーを渡しました。


おもむろにA君は色鉛筆を取り出し

コピーの絵に更に色をつけ始めました。


「コピーそのままだと

やっぱり絵に魂入ってないんで

ちょっと色を足しますね!」


す、すげぇぇぇぇぇぇぇぇーーーー!

完全にプロの仕事やないか!


A君の気持ちに感動しました。


そして本物は棺に入って

最後燃えて無くなってしまうけど

コピーは残るというのが

なんとも言えない乙な気持ちになりました。

A君ありがとう!


こうして準備は全て終わりました。


準備をしている間も多くの方が

息子に会いに来てくれました。


幼稚園、小中高の同級生や先生達

ママ友やその旦那さん達

私達は全く面識の無い

息子の行きつけの居酒屋のマスター

などなど連日息子の顔を見に来てくれました。


居酒屋のマスターは後に

同級生のお父様だと分かるのですが

式場で打ち合わせの真っ最中に

突然ボロ泣きで映画のように現れ

私達に想いを語り始めました。

(同級生ご本人よりも息子は

お父様と仲良かったみたいです)


気が付けば息子も自分達の手を離れ

知らない所で大きくなってんだなぁと

マスターの話を聞きながら思っていましたが

その時はなにぶんどなたか分からなかったので

頭の中は???だらけ


見知らぬおっさん2人と妻の3人が

ただただ泣いているという

若干カオスな状況でした笑


忙しい日々が続きましたが

なんとかお通夜当日を迎えることができました。


…⑥に続きます


最後までお読みくださりありがとうございます!