皆様お疲れ様です。

色々な事があるかと思いますが

粛々と今日も生きていきましょう。


息子が亡くなった日の夜は明け方まで眠れず

なんとか2時間程眠ることが出来ました。


朝起きてとりあえず誰が来るか分からないので

家を片付けようということになり

片付けはじめました。


映画とかドラマじゃないんですけど

家の外に出たらなんといいますか

世界が灰色になった気分でした。

自分の感情が死んでいるのか

どんな色も目に入ってこない

そんな感じでした。


朝ご飯としておにぎりを食べましたが

砂を噛むようなとはまさにこの事で

何も味がしないし、お腹も空いてない

でもとりあえず食べなきゃっていう気持ちだけで

おにぎりを1個食べました。


片付けが終わりに差し掛かった頃

家の電話が鳴りました、警察からでした。

妻が電話に出てやりとりをしています

傍らにあったメモ帳に何か書いていました。

「急性心機能不全」と書いてありました。


私は涙を堪えきれませんでした。


電話をしていた妻が私に受話器を渡してきました

推定死亡時刻を伝えられるところだったようで

「私には聞けない、聞いて」と


家族が息子を発見したのは夕方で

私は仕事でしたが他の家族は家にいました。

私もどこかのタイミングで息子を救えたのでは?

助ける事は出来なかったのだろうか?

1晩中考えていましたが、ずっと家にいた家族は

その思いがもっと強く辛かっただろうと思います。


自分のせいで息子が死んでしまったと

家族全員が各々自分を責めていました。


私は電話をかわりました

「もしもし、私がかわりにお聞きします…」

推定死亡時刻は午前2時でした。


どうやっても助けられない時間だったなと

また涙が溢れてきました。


電話を切って妻に伝えました。

皆で泣きながら「誰も悪くないからな!」と

話をしました。

普通に考えて20歳過ぎた大人が朝起きて来なくても

それはいつもの事で、元気なら居るのか居ないのか分からないくらいです。

時間も深夜だったので客観的に見れば仕方のない事だとは思いますが、気持ちは違っていました。


何故なんだ!

どうにか助けられなかったのだろうか?

その思いは無くなりませんでした。


そして1人で逝かせてしまったという

気持ちが余計強くなり

息子が可哀想で仕方がなく

悔しい気持ちと悲しい気持ちと

様々な気持ちがマーブル模様のように混ざりあって

心を掻き乱していました。


③へ続きます…