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▼馬場について


 芝の場合は内が荒れてきたりすると外が伸びるというのは分かりやすいと思います。



 それに比べてダートは内外もあるんですが、それ以上に前後で考える事が多くなります。



 今日は前が残る馬場、今日は差しが届く馬場…といった感じで芝の内外とは違った表現になりやすいのが特徴です。




 前に有利な馬場というと、逃げ馬・先行馬ばかりを買えばいいと思っている人もいるかもしれませんが、それはちょっと解釈としては間違い。




 前馬場でも差し馬が決まるケースというのはいくらでもあります。




 凄い極論を言えば、前馬場でG1級の差し馬が500万下条件に出てきたら余裕で差し切るのが想像できるのと同じで能力だけでもそれは覆されます。



 それと同じで明らかに差しに有利な展開になれば前馬場でも差しが届くケースというのはあります。



 では、何をもって前馬場というかというと、平均的な流れで同じ力ならば後ろの馬が届かない事としか表現できません。




 つまり、展開や指数(能力)によって馬場に向く馬を探す事が先決です。




 その日のダートが前馬場ならば、先行馬に少しでも有利な展開のレースを探し、その先行馬が少しでも指数の高い馬である事を条件にして絞り込んでいくだけで指数通りの結果になりやすいです。



 逆に前馬場で差しに有利な展開+差し馬の指数が高い場合、馬場は前に行く馬に向くので粘り込むが、後方からの馬が詰め寄ってきてギリギリ届くという感じになったりします。




 理想なのは全部がプラス材料であることニコ




 前馬場+前有利の展開+指数の高い先行馬



 このプラス材料が重なる事でまずは軸馬が決まります。当然、ヒモも同じように考えて適切な馬がいれば絞り込みます。ただ、そんなに上手い具合に適切な馬が1つのレースに複数出ているケースも少ないんでヒモ馬の場合には色々な条件付になる事が多いです。


 Aというヒモ馬候補は展開も馬場も向くけど少し指数が足らない、Bという馬はやや展開面では心配があるが指数が高い、こういう2つのタイプの馬の優劣がつけがたい場合にヒモ馬候補が複数となってしまいます。




 ということで、まず馬場は前馬場ならば何でも前で決まるという考えは捨てる事です。



 そして、レース結果だけで馬場を判断は出来ないとも言えます。レース結果の通過順位だけで判断してしまうと、本当は前馬場なのにたまたま展開的に差しが決まったレースを差し馬場だと判断してしまえば、後で痛い目にあってしまいます。



 馬場は出来るだけ自分の目で見て判断するのが大事で、なるべく決め付けることなく、常にレース毎に考え続ける事です。