バイク好きや車好きにとって、それらが発する「音」は、好きを構成する大事な要素だ。ブオーンという大型バイクやスポーツカーのエンジン音は爽快だ。なので、音がしない「電気自動車」は乗る楽しみが一つ減ってしまうのではないかと、いささか違和感があった。

 

 

電気自動車がたくさん世に出回ると、その違和感が軽視できなくなってきた。

音がしない=近寄っても気づかない、ということ。歩いていてふと振り返ったら「近くに電気自動車があって驚いた」という経験がある人も、少なくはないだろう。

 

擬似音が必要だと思うのだが、街中で明らかな擬似音を発している車は聞いたことがない。

 

いきなり近くにいる。そーーっと忍び寄る。

 

音がしないと、運転者自身も操作の確認がしづらいだろう。

通常の車はアクセルをふかせば「ぶおーん」と大きな音がする。ブレーキは「キキー」と音がする。

それらが体感できないと、アクセルかブレーキか判断つきにくいというのもあるのではないだろうか。ギアも小さく、「いま何をしているか」の確認が取りづらいのかもしれない。

 

多発している高齢者事故にプリウスが多いのは、プリウスに乗っている高齢者が多いからか、プリウスの操作性に難点があるのか判断はつきにくい。

 

ただ一つ言えるのは、歩行者側が「音のない自動車」に気を付けなければいけない、ということである。