これは古いですね。40年以上前の作品でモノクロです。ちなみにこの人は池畑慎之介ことピーターです。西野カナやLiLiCoではありません(*_*)監督はドグラマグラなどヘンテコ(カルト)な作風(偏見)ばっかりな気がする松本俊夫です。
ギリシャ神話のオイディプスの話を下敷きに(よく知らないけど(?_?))新宿2丁目式(ゲイ)お水の花道ドロドロ版だと思えばいいかなと思います♪
1960年代の新宿、ゲイバー「ジュネ」のオーナー権田(土屋嘉男)とNo.1ホステス(♂)エディ(ピーター)の情事から始まる。モノクロの真っ白な画面でまぐわう2人が美しく見えます(--;)ベッドでのお決まりのセリフ「オバハンママのレダ(小笠原 修)は近いうちにクビにするから、そしたらお前がジュネのママに なっから~それまでの辛抱たい」もう少ししたら奥さんと別れっからそれまで待てっの犬っころでいなさいとぬかすズルい男みたいな会話が交わされます。現在のジュネのママ、レダは車で出る2人を目撃します。キィィィーってなるレダ。尾崎豊の歌みたく10代で家出して新宿に根付き、ゲイバーの経営者の愛人におさまるエディ!大した肝っ玉娘?です。話だけだと単純な愛憎劇でお昼の昼ドラ30分枠で修まっちゃいそうですが、実験映画作家の松本俊夫は話の途中で役者へのインタビューを挟んだり
ドキュメンタリー風に町の風景とパフォーマンス集団を映したりして、ちょっち話の腰を折る気分がします(>_<)
エディは過去に父に出ていかれ、母は愛人(小松方正)とよろしくやってるのにムカついて衝動的に母と愛人を刺し殺してしまった悲しい過去があり、それを紛らわすかのように黒人と寝たり、乱交マリファナパーティーに興じたりと刹那的な無軌道青春暴走モードに突入する(*´-`)
ピーター(エディ)当時16歳のピッチピチ見事な化粧術で華麗に変身(@_@)
Before(見栄晴か及川光博くずれ)
After素敵に変身(^^)
エディとレダの喧嘩はヒートアップし、店で取っ組み合いになる。レダは若い頃の和田アッコさんみたいなズベ公を差し向けて、 エディの顔をグチャグチャにやっておしまい~って企むが、権田にバレて完全に捨てられ、悲しみのあまりに自殺する!!
まんまとジュネのママにおさまる。フーテン(いまで言う無職のロクデナシ)のゲバラと東京タワーでデートをしたりして青春を謳歌してたエディだったが、驚天動地の悲劇のクライマックスを迎えることになる。
エディと権田の情事のあと、権田は古い写真を見つける。家族の写真だが父親の顔がタバコで穴を開けてある。権田は愕然とする!!エディと権田は親子だったのだ(><)
権田は発作的に包丁を腹にぶっ刺して自殺する!!それを見たエディは両目を包丁でぶっ刺して目から血ダーラダラ(;゜゜)のネグリジェ一町の格好でフラフラ町にさまよい出す!!最後はオイディプスの神話に則った終わり方~オーマイガッ!!
何故か、途中で淀川長治さんが突然出てきて「サイナラサイナラサイナラ」とこれだけのためにワザワザ出演してくれたんだろうか?
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