なすの学習塾 西山です。
新年度が始まって3週間、まだ学校の授業はほとんど進んでおらず…
毎年のことながら、春休み中から新年度の単元を進めている塾としては指導内容に少々頭を悩ませています。
どこの塾にも当然指導内容に対する計画というものがあるわけですが、その計画を進める上での大手の集団授業を行う塾と個人経営の塾の最大の違いは、いかに学校の授業の進捗と塾の指導を上手く絡めることができるか、という「融通の利き易さ」ではないかと思います。
私も大手学習塾に勤務していた経験があるのでその辺の事情はよくわかっているのですが、とにかく大手塾は予定をしっかり守るので、例えば学校の授業がいくら遅れていようがお構いなしに塾のスケジューリングに沿って指導を進めていきます。
完全予習型になるのはいいのですが、学校の授業の進度があまりにも遅い場合、いざ学校で授業を受けた際、
「塾でやったけどずっと前過ぎて忘れちゃった」
という現象を招いてしまいます。
うちの塾ではそういった場合、少し先に進むのを止めてここまでの復習(それでも学校の授業の予習にはなるわけですが)を多目に行うなどしてなるべく学校の授業より進みすぎないよう調整をしています。もう1ヶ月くらい、ちょっとずつ先に進みながらもものすごい量の「予習の復習」をこなしているので、各学年ともほとんどの生徒さんは素晴らしいスタートが切れるのではないかと見ています。
しかし、この「融通の利き易さ」には弊害もあり、学校が遅れを取り戻そうといきなり授業のペースを上げた際、週2日程度の塾の指導では追い付かない、という事態が起こってしまうことがあるんです。
とにかくこまめに生徒さんとコンタクトを取りながら、今日は先に進むのか、前回までの復習をメインに行うのか…
毎回そこにはすごく気を遣うように心掛けています。
さてさて、そんなわけで今…
結構な時間を「予習の復習」に充てているわけですが、同じ単元をいつも以上にしつこく繰り返す機会があることで、普段見えないものが浮き彫りになってくる、そんなことがあるんです。
例えば、一度指導した単元の復習をやったとします。
最初の指導の時、とてもよく理解していたのに復習してみるとすっかり忘れてしまっていて、また同じ説明をする、という生徒さんがいます。もちろんしっかり定着している生徒さんもいます。
で、またしばらくしてその単元の復習をすると
…
1回目の復習の時忘れていた生徒さんのグループが、2回目の復習ではきちんとできた子と、やっぱりまた忘れていて同じ説明をまたしなければいけない生徒さんに分かれるわけです。
経験上、3回目で同じ説明をする生徒さんは4回目もまた同じという確率の方が高いですね…。
さすがに完璧に定着している生徒さんには3回も4回も塾では復習の時間を取るわけには行かないので、ここで進度にも差がつき、結果的に 塾内でも学力の差が広がる、ということになるわけです。
ではどう対処したらよいのか?
結局、「勉強の仕方」という部分に全てが集約されてしまうんですねえ。
よく、お母さんたちから
「うちの子は勉強の仕方がわからない」
というご相談をいただきます。
どんな教材を使ってどんな風に勉強するか…
もちろん重要ではあるけれど一番ではない。それは実は二の次なんです。
正しい勉強の仕方…
それは、ひとつひとつの問題を丁寧に解く、これに尽きるんです。
ゆっくりでいいから、ひとつの言葉、単語、公式の仕組み…そういったものを確認しながら、問題に取り組む。できなかった問題は後でではなくその時もう一度解いてみる。
間違えた答えは消しゴムで消して書き直さず、赤できちんと正解を書く。そうして自分がその時どこを理解できていなかったのか、振り返りができるようにする。
こんな風にひとつの問題を丁寧になるのが、
みなさんがわからないと言っている「勉強のやり方」の基本です。
この徹底無くして、やれ良い問題集は?参考書は?なんて考えるのはあまり意味がないかなあと。だって、何勉強しても忘れちゃうんじゃ、何勉強してもおんなじですもんね(^_^;)
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今日の2年生の数学の復習の時間は、
その辺の差がものすご~く顕著に出てた気がしました。
まだまだ誉めるのは早いけど、こちらの期待以上によく理解し定着もさせていた生徒さん。
頑張ってるけど、まだまだ丁寧にやれば伸びるなって思えた生徒さん。
そして、びっくりするほど忘れていた生徒さん(>_<)
いつもお話ししていますが、うちの塾本当にユルユルで、黙々と勉強だけやって帰るなんて雰囲気にはほど遠いです。
でもね、だからこそメリハリがつけ易いと思うんです。どこが集中する時間なのか明確ですもん。そこだけ、きちんとやれたら成績なんていくらでも上がるんだけどなあ。
で、ですね…
こんだけぐちぐちブログて言ってること、いいと思うならもっと言葉で伝えりゃいいじゃないのさ‼って思うじゃないですか?
でもね~、難しいんですよ。
言うのはいくらでも言えるけど、相手に伝わらない場合単なる「うるさいおっさん」になっちゃうわけです。
だいたい、勉強に限らず誰かにああしろこうしろと言われて本当に役に立ったなって思えること、どれだけあります?(^_^;)
正論なのはわかるけど、まず「うるさい」方が先に立ちますよね?
だからストレートに伝えて、「なんでわかってくれないんだろう?」なんて思ってるような野暮なやり方では結果は絶対に出ないし、じゃあどうやったら気付いてもらえるんだろう?ってところにものすご~く労力をつぎ込んでつぎ込んで、結果を出させてあげなきゃいけないんです。自分が気づいたと思わせないと、なーんの成長もない。
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本当は、このブログをいちばん読んで欲しいのって、そういう、ちょっとお勉強が苦手な生徒さんたちなんですよ。
勉強以外の話題もふんだんに話す。何かに興味を持ってもらえるなら脱線大歓迎。
勉強のことは、時に深く真剣に考え、時に軽く単純なものだと捉え、いろんなアプローチの仕方をして勉強と仲良くなる。
うちの塾のよそと違う、変だけどいいところがよく現れてるとこなんですよね、ここ。
今日は、そのうちの、
深く真剣に勉強のことを考えるのがブログのテーマかなあ。
とにかく丁寧に、繰り返す。
「学問の道に近道なし」
というけれど、私はこれこそが学問を極める近道だと思っています。
しかし、近道=平坦で楽な道のり、ではないということですかね(^_^;)
でも通り価値のある道でもあると思いますし、
誰にとっても決して通るのが不可能ではない道でもあると思います。
みんながんばろうね🎵