受験生に今出来ること | なすの学習塾 塾長のブログ 那須塩原市 学習塾

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日々の塾講師ライフでの出来事・気づきを徒然なるままに...


こんばんは。塾長の西山です。


東進の林修先生のブログに、たまには先生の大好きな競馬ネタもお願いします、と数日前コメントさせていただいたのですが… まさかまさかの2日連続競馬ネタ!


林先生、きちんとコメント見てくださってるのですね!ありがとうございます。


と、林先生にも火をつけた(笑)私…のブログですが競馬ネタでなく受験につい

てです。



受験生だけでなく、塾生全員にに対して僕が言い続けている言葉があります。



「過程なき結果に意味はない」という一言です



もちろん、受験生にとって合否と言う結果は重大なものであります。


しかし、その「結果」の心配をしている暇があったら、まだまだやって欲しいことがあるんです。悔いの残らないよう「過程」にもっとこだわって、今やるべき学習をするってことです。





今日、塾に来ていた受験生の話をします




理科の過去問…酸化と還元の問題を解いて答え合わせをしていました。


高校入試の過去問を解いていても、出題頻度の特に高い問題ですね。




銅の加熱前、加熱し酸化した後(或いは部分的に酸化した状態)、還元して銅に戻した後など、様々なケースでの質量測定のデータを基に、


ある時点での銅と化合している酸素の質量だったり、その逆だったり、酸化銅そのものの質量を聞かれたり…


まあ、正直偏差値50以上の高校を目指して頑張ってきた生徒であれば現時点では解ききって欲しい問題ではあります。


その生徒は正答できていませんでした。ただできなかったことに関して準備不足を責めるつもりはありません。僕がその生徒に伝えたかったのは、その.問題の扱いについてです。




答え合わせ後、質量計算の部分の模範解答を赤字でノートに書き写していたので、生徒に質問しました。


「その問題、解き方がわからず手をつけてなかったの?それとも挑戦したけど間違えた?」


やってみたけど、全然惜しくもない答えだったので模範解答を参考にしたとの返答。


「じゃあ、それで理解できた?」


なんとなくだけどわかった、みたいな返事でした。


「だったら、類似問題解いて完成させた方がいいよ。問題なければプリント渡すから。でないと今やったことと費やした時間がが無駄になってしまう。オレだったらそうするなあ。だってわからない部分をせっかく見つけたのに、そのままにして受験に望むなんてことほど悔いの残ることはないからね。」


いまいちな反応なので、僕自ら問題を解き解説。きちんと各場面での物質ごとの質量の内訳ができていれば解ける問題だし、それを確認するにはもう1問やってみたら、と再度伝えました。




しばらく黙って問題を見つめていたその生徒は、少し経つと同じ問題集の、別の単元…溶解度だかなんだか、をやり始めました。


恐らくここで僕の塾講師としての行動に疑問を持たれるかたもいらっしゃるでしょう。


「プリント渡してやらせた方が、その生徒のためになるならそうすりゃいいじゃん!」と。


でも、しません。たとえ受験前の切羽詰った状況であっても、しません。


何故だと思いますか。


そんな状況でこちらが問題を渡してやらせても、また、いくら詳細かつ丁寧な説明をしたとしても、その生徒は理解できないであろうからです。


それこそ無駄の積み重ねです。そんなことに付き合う暇があったら、やる気のある1,2年生に指導する方が有効だし、それが僕の「今やるべきこと」であったからです。




言われてやらないのは下の下、


言われてやるのは中の中、


言われる前にやるのは上の上



という言葉があります。



一見かっこいい言葉ですし、確かにこんな崇高な考え方の元に日々生活できている方はさぞかし立派だと思います。


が、それは理想論であり、僕たちはまず、やるべきことができていない生徒にとっての「言われてやること」の内容を吟味し、伝え、重要性を理解させた上で「言われる前にやること」に変えてあげることが仕事だと思っています。


なので、言われて気づくのも上の上でいいじゃん、と思うんです。



けれど、言われてやらないのは下の下、は同感。




内容も吟味せず、必要性も伝えないままに、ただ「やれ」と言ったのであれば


それは伝え手の能力の問題でもある。



しかし、受験に向かう上できちんと理解した上で臨むことが必須であることの説明、きちんと理解しながら解き進めれば、その生徒にとって決して難しくない問題であることをわかってもらうための解説をした上で、本人が類似問題に取り組もうとしなかった…



塾で学生さんを指導していれば、こんなこと珍しくもありませんよね。


「私ならやっぱりその類似問題やらせるわ」という講師の方もいらっしゃるでしょう。



でもなあ、来週月曜、もう入試当日なのですよ



こんな勉強の仕方で、悔い、残らないかなあ





勉強なんて大大大っ嫌いで、ロクに家でなんて勉強した覚えのない僕ですが、


こういう時やりまくった記憶だけはあるんですよねえ。




根性とか、やる気とか、そんなもんじゃない


ただ、できなかったら悔しいから。




ゲームがへたくそで友達に負けた時の感情と一緒ですね。




最後に…


今年の理科の入試問題において、


「酸化と還元に関わる質量の計算問題」が絶対出題されますように!


嫌味じゃないですよ。



その生徒を、やっぱり僕は最後まで信じるからです