入試を間近に控えた受験生はもちろん、部活と勉強の両立に苦労していて日々の学習時間の確保が難しいと感じている1、2年生の生徒さんにも有効な勉強の仕方をお話したいと思います。
問題集の有効な使い方
社会の勉強を例にとって説明します
ほとんどの問題集は、ひとつの範囲に対して2~4ページを割いていますが、
その内容は、
・前半・・・
ワーク形式で年表や地図の空欄を埋めたり、重要語句を一問一答のかたちで答えさせる
・後半・・・
前半で整理したことがらを、実際のテスト問題形式で出題し、理解度の確認をはかる
という感じに構成されています。
自習時間などに、何も指示せず生徒がやっているのを見ていると、テストで成果が出る方法とそうでない方法の差が結構明確に現れます
ざっくり説明するとこんな感じです
成果が出やすい方法
前半のワークをこなす際には教科書がそばにあり、わからない部分は教科書を読んで答えを探し埋める(その際ノートも使ってわからなかった部分を簡単にまとめておけば尚ベター)。
それでも埋まらない解答があった場合のみ、答え合わせ時に問題集の模範解答を使用。
後半の問題は理解度の確認が目的なので、何も見ないで問題に取り掛かる。
出来なかった部分は改めてノートにまとめる
成果が出にくい方法
前半のワークを、何も見ないで取りかかる。一通り終わったら模範解答で答え合わせをする。
後半の問題も同様に行い、模範解答で答え合わせをする。
答え合わせ終了。「あーできた」「あーできなかった」という何の意味もない振り返り
どうですか、みなさん?? 結構後者のやり方で勉強してる人、いるんじゃないでしょうか?
問題集をこなして模範解答で答え合わせの繰り返し・・・
これで理解できるなら学校の授業も塾も必要ありませんよね^^;
もっと、理解しようとする物事をしっかり頭に入れるために、
苦労を惜しまないことです
答え合わせのやり方にも違いがあります。
これは全教科共通で言えることですが、勉強が苦手と言われている生徒ほど、
消しゴムをよく使います。
間違いを指摘されて、答えを直すのは当然ですが、間違った解答を消しゴムで消して書き直すと、後で見返した場合自分がどこを理解していてどこを出来ていなかったかのフィードバックが不可能になります。
このことは、単にそのやり方が問題である以上に、フィードバックの重要性を意識していない、そもそも見直そうという気持ちがない、という問題が根っこにあることの方が大問題です。
まずは反復演習の重要性を常に意識することで、問題集のこなし方を改善したり、答え合わせ終了=その範囲の学習の終了、にならない勉強を心がけると格段に成果は上がってくることと思います。
今までよりひとつの範囲を終わらせるのに時間がかかるので、非効率的だと思った生徒さんは思い返してみてください、今までの学習法で成果がでていたかどうかを。
ある範囲を学習することと、理解することは違います。
「覚えたつもり」「理解したつもり」になっている時間をなくすことで、学習時間など増やさなくても成果はあげられるのです。
「楽な勉強法をする」「楽しく勉強する」というワードに拒否反応を示す塾講師の方もいらっしゃいます。でも、こういう工夫をして、結果「楽に成果が上がる」「楽しく勉強できる」ならこれは良い考え方であり学習法だと言えるのではないでしょうか。
「楽に」「楽しく」と言う意味をはき違えず、苦労して手間をかけるポイントさえ押さえれば、勉強は苦痛ばかりが伴うものではなくなってきます。
ひとりの生徒さんにでも参考にしてもらえたら嬉しいです