公開初日の昨日、誘われて見に行ってきました。

映画、チームバチスタの栄光


最高に面白かった。

面白かったのだけれど、何が面白かったのか、説明しがたい作品。

なんというか、これ、何のジャンルの映画だか、よくわからないのです。

原作は、明らかにミステリー小説だったのだけれど、

映画は、ミステリーという感じでもなくて、なんというか、

批評するための的確な言葉が見当たらない映画。


ひとつの見方として、


これ、とってもリアルでユーモラスな医療現場の記録だと思うのです。


なにをもって「リアル」というのかは、いろんな見方があるでしょうけれど、一番リアルだとおもったのは、人物描写というか、キャラクターの造形。大学病院にいかにもいそうなキャラクターが、いかにもありそうなシチュエーションで働いている様子が、リアルに描かれている。NHKあたりのドキュメンタリーなんかより、ずっとリアルです。

ドキュメンタリーの救急現場なんかは、看護婦も医者も、全然、普段と違うものです。カメラ向けられると、意識してわざとらしい演技しちゃいますから。


たぶん、この映画、人物のリアルさ、演技のリアルさという点では、おそらく、本邦史上最高の出来なのではないかと思います。医療現場で働いている人たちは、こういう考え方で、こういうところで働いているんだということを好奇心をもって見て、その中で起こる謎、ミステリーを味わう。


そういう見方が楽しいのではないかと思います。

先端的な治療ってのは、それ自体が凡庸なミステリーよりずっとミステリーです。


ついでに、原作の海堂氏のサイト も、かなり、読ませるページです。