俺は昔から不定期で「自分騙し」と言うのをやっている。
自分騙しというのは、例えば道を歩いている時に「右に曲がるね」と独り言を言った直後に左に曲がったり、風邪をひいて食欲が無い時にあえてマクドナルドを食べて胃袋をビックリさせたりと「俺の身体はこれを求めてるんじゃないかな」とは真逆の事をすることです。
そうする事により自分の脳と身体と魂に初心忘れべからず精神を叩きつけているのだ。
今のところ、特に大きさ成果はないが。
そんな自分騙しでも印象に残っている事件がある。
あれは小学校高学年の時。
友達と公園で遊んでたら物凄い便意に襲われた時のこと。
夕焼けチャイムが鳴った後だったのと、公園から家が近かったので、友達と「また明日ね!」とお別れをし、ケツの穴を締めながら家に帰った。
家に帰るとすぐにトイレに駆け込み用を足そうとしたその瞬間、あえての自分騙しを決行することにした。
どう自分を騙したかと言うと便器の前で腕組んで仁王立ち。
もう漏れそうなのに、、、むしろちょっとケツの穴から先っぽ出てるのにズボンも下ろさず冷や汗かきながら仁王立ち。
身体は焦ってるはずだ。
身体が求めてる事とは真逆の事をしてる。
甘えるんじゃねー。
俺を支配してるのはお前じゃ無くこの俺だ。
お前の思い通りにはさせないぜ。
そんな思いであと1分だけ我慢してやろうと思ったのだ。
するとすぐに「ヤバい!!!」と限界が来た。
そうして急いでズボンを下そうとしたが焦ってしまった。
その結果トイレから
「お母さんーーーー!!ウンコ漏らしちゃったーーーー!」
と叫ぶことになったのだった。
それ以来何があろうと便意にだけは従おうと心に固く誓ったのであったとさ。