高校時代は電気科という工業系の学科に通っていました。

 

工業系なのでガス溶接だったり電気工事の授業だったりと

 

普段なかなか出来ない経験が沢山できました。

 

こう見えて実はガス溶接の資格を持ってるんですよ!

 

今では全く溶接の仕方を覚えていませんが。

 

そんな授業の中に「製図」という授業もありました。

 

 

こんな感じのやつです。

 

製図とはHi-Standard風に言ったら「図、作る」って感じです。

 

元ネタはMaking The Roadの輸入盤のジャケに書いてある「道、作る」。

 

製図を教えてくれてた先生はとても優しく、男子クラスだった電気科では毎日のようにアダルトビデオやエロ本を生徒間で貸し借りしてたのですが、それが先生にバレた時「先生にも貸してくれよ!」と怒るのではなく、むしろノッてくれる最高な先生でした。

 

そんな先生が教えてくれてた製図の授業でのこと。

 

授業の内容は上の画像にもあるように用紙にはマスが沢山あって、それを「上から何マス目から何センチ下に線を引く」。

 

というような感じで授業が進んでいきます。

 

線を引き終わると見本と同じ形の製図が完成しているというわけです。

 

僕は間違えないようにシャーペンで紙をトントンしながらマスを数えてました。

 

紙にシャーペンをトントンした時に出来た黒い点が沢山付いていましたが、そんな事気にせずに工程を進めてました。

 

そしたら見回りに来た先生が「石原!何だこの黒い点々は!」と注意されたので

 

「いや、先生!マスを間違えないようにシャーペンで数えながらやってたんです!こんな風に...1...2...3....」

 

とシャーペンでトントンしながら数え始め、何を思ったのが「1...2...3...ダァーーー!!!」と全力でアントニオ猪木を繰り出したんです。

 

クラスは爆笑に包まれ、あのノリが良い先生はどんな反応をしてくれるのかとワクワクしながら先生を見たら真っ赤な顔して肩を震わせて俺に一言。

 

「なめてんのかーーーーーー!!!」とブチ切れられ廊下に立たされた事をふと思い出した夏の日 in 2020.