俺が初めて手にした楽器はギターでした。

 

「第二の横山健さんになるんだ!」と日々ギターリストになるために練習していたのですが、何故だろう、、、今ではベースを弾いています。

 

ギターもかなり下手になってしまったし演奏歴もベースの方が長くなりました。

持ってたギターもすべて手放したし、ギターを弾きたいとも思わない。

 

ですが、ベースに転向した当時は凄く嫌でした。

 

ベースを弾いてるのに毎月買う雑誌はギターマガジン、憧れてる人もギターリスト。

 

Youtubeで見漁るのもギターの映像ばかり。

 

俺はHi-STANDARDの横山健さんと同じギターコーラスになりたかったのだ。

 

ボーカルに対して3度上でハモってみたかったのだ。

 

そんなストレスフルな日々を送っていたある日にこの曲と出会った。

 

 

 

この最初に流れてくるベースに痺れた。

 

媚薬でも盛られたんじゃないかというくらい身体中が痺れた。

 

「何だこれ?本当にベースの音か?ってかベースか?」

 

そこで初めてベースにも興味が湧いてきた。

 

ベースって、、、カッコいいかも!!と思えた。

 

「これと同じ音を出したい!」と思ったが、知識が無いのでどうやって出すか分からない。

 

何となく「音が堅い」という印象を持ったので、ピックでは無く道に落ちてた石で弦を弾いたりした。

 

もちろん出なかったし、ボディーが傷だらけになってしまった。

 

そこから経験を積んだり、色んな人に教えてもらったりして、「あの音」の出し方が分かってきた、、、つもり。

 

じゃ、何故出さないのか?となるが、俺は現在3本のベースを所有してる。

 

メインで使ってるFenderとサブのYAMAHAとFAT MIKEも使っているdanelectroの3本だ。

 

この3本だけは絶対に手放したくない。

 

と言うかYAMAHAは借りパクなので、さすがに手放せない。

この前改造しようと楽器屋に持ってたのは内緒だ。

 

この3本のベース達に悪いんじゃないかと思い、もうベースは買わない。と決めてたのだ。

 

楽器をやってない人にとっては一本あれば良くね?と思うかもしれないが、そんな事ない。

 

何故かと言われたら、、、、と、とりあえずそんな事ないのだ。

 

あとベースには命、、、とまでは言わないが、何かが宿ってる気がする。

 

植物にも感情があるらしいので、楽器にも多少はあるんじゃないかと思うのだ。

 

でも最近になって、いつ死ぬかも分からない人生について考えた時に、「このままあの音を出さずに死ねるか!!」と言う気持ちが抑えられなくなってしまい、3本のベース達に変わらぬ愛を誓い頭を下げて久々に新しく中古のベースを買った。

 

新しい中古のベースというのがミソだ。

 

俺は新品は買わない。

 

初めての男よりもお互いに経験を積んだ上での方が「色々」と気持ちいいし、大胆にもなれてあんな事やこんな事もすいません。

 

 

 

買ったのはIbanezのSRX390というベースだ。

 

 

 

あの音を出すのに何故このベースが必要なのかというとボディーの真ん中らへんに載っかってる丸が8個付いてる四角い部品。

 

これをピックアップと呼びます。

 

これが必要なのだ。

 

この形のピックアップが必要なのだ。

 

その理由はまた別の機会にでも。

 

あとは家に送られて来て、スタジオで爆音で鳴らすのみ!

 

到着が楽しみだ!