ツアーに行くと楽しみな事がある。
それは宿泊施設だ。
ビジネス&カプセルホテル、漫画喫茶、、、そして中でもお気に入りなのが
個室ビデオ。
代表的な所で「金太郎花太郎」「宝島」などがある。
行った事無い人に説明すると個室ビデオは「アダルト向けの漫画喫茶」って所だろう。
値段も漫画喫茶とそんなに変わらない。
シャワーもある。
そして何より嬉しいのが完全に個室なのだ。
そう、本当に個室なのだ。
核シェルターばりに個室なのだ。
「えーーヒデさんそんなアダルトな所行ってるのーーー???」
という女性ファンの声が聞こえてきそうで全く来ないが、そこは安心してくれ。
俺は何も借りないし、何も買わないのだ。
俺はバンドで来ていて次の日のライブでも最高のパフォーマンスをする為に泊まるのだ。
だから入店の時点で俺は態度が違う。
「そんなつもりないんで!俺はみんなとは違うんで!」という顔をし自動ドアを抜けて受付へ向かう。
「何時間にしますか?」という店員さんからの質問にも
「明日もあるしゆっくり休みたいんで、、、10時間で」と聞かれてもいないのに忙しいアピールをするのだ。
そして部屋に入り一息つく。
あの人生の底辺にいるような、これぞ下積みだな~という雰囲気が最高だ。
漫画のカイジに出てくる強制労働施設に送り込まれた気がして最高だ。
そしてそのまま携帯電話片手にズボンとパンツを下ろした姿で眠りにつく。←結局楽しむんかい!
そんなDVD個室で以前、ある事件に遭遇した。
俺は事件を未然に防いだヒーローなのだ。
夜中にふと目が覚めトイレに行こうと寝ぼけながら廊下に出ると、女性の声で
「助けてーーー」「いやーーーー」という声が聞こえてきた。
俺は持ち前の正義感で受け付けに行き「女性が殺されかけてる!」と抗議したが
店員は「はぁーーー???」と相手にしてくれなかった。
こいつじゃ話にならない!と一人で女性を救出しに行くことに。
声がする部屋を突き止めいざ突入!!!!
、、
、、、
、、、、
、、、、、
そこには下半身丸出しの中年男性がDVDを見ながら楽しんでいた。
そして突然入ってきた俺に●●←これくらい丸い目をしながらビックリしていた。
ドアが半開きでAVの音が廊下に漏れていただけだったのだ。
しばらくの静寂の後に俺は言った。
、、、、ごゆっくりどうぞ。
扉を閉めた後ダッシュで自分の部屋に逃げ
ここ個室ビデオじゃんかよーーー!!
俺、何やってんだよーーー!!!
という後悔に苦しみながら朝まで逃走犯のように身を隠してたのは言うまでもない。
それでも個室ビデオは最高だ。