先日、渋谷O-EASTでME FIRST AND THE GIMME GIMMESのライブを堪能したその帰り道。
地元の上板橋を「I BELIEVE I CAN FLY～～♪♪」と鼻歌を歌いながら自転車で爆走していたその時
「すいません！！」と変なオヤジが進路に割り込んで来て「キ――――！！！」と急ブレーキ！！！
「な、な、な、何でしょうか？？？」と恐る恐る聞くと道に迷ってしまって家に帰れないとの事。
そしてそのオヤジさん、とにかく顔が近い。
更にめちゃくちゃ酒臭い。。。。
なおかつ「家まで連れてってくれないでしょうか？」と言ってきた。
内心「えー・・・。メンドクセー・・・・。」と思ったが、
この流れ、、、もしかしたらお金くれるんじゃないか！！と思い指定の住所まで自転車で二人乗りした。
長い下り坂をまるでゆずの「夏色」の歌詞に出てくるような雰囲気・・・とはかけ離れていたけどブレーキいっぱい握りしめて下った。
自分の背後から聞こえるオヤジさんの「本当にすいません、、、申し訳ありません、、、」の声。
周りから見たら異様な光景だっただろうな。
中年男性による二人乗り。
でも、そんなことはどうでもいい。
ほんの少し耐えたら俺はオヤジさんから謝礼をもらえるのだ。
幸い自分の家からも近かったのですぐに目的地に到着。
すると何と本当にオヤジさんがポケットをモゾモゾし始め「あの、、、これ。」と言ってきた。
「いや、欲しいけどまさか本当に貰うとなると気が引ける」と思ったがすでに手は貰う体制になっていた。
そして渡されたものは・・・・ガム。
あの焼肉屋で貰うようなガム。しかも一枚。
・・・・オヤジさんと別れて一人になった帰り道は、何だかいつもと違う光景に見えた。