セミの詩
木漏れ日の
小さな神社の参道。
何気なく、
蝉の抜け殻を見つけました。
良く見ると、
地面には沢山の穴。
そして、木々の葉っぱや幹に
沢山の抜け殻・・・
みんな、
上を目指して、
必死に登った表情が、
抜け殻に残っているようです。
神様は、
人間とは違い、
蝉には、
約10年程の一生の間
9年程は土の中で暮らし、
残りの最後の夏の1~2週間だけ
外に出て、
飛び、舞い、歌い、踊る事を許しました。
蝉が、どんな罪を犯したのかわかりませんが、
切ない一生ですね・・・
それでも、蝉は
上へ、上へ、、、
少しでも明るい方へ
上って行きます。
もうすぐ、
飛び、舞い、歌い、踊る事が
できる!
神様も、
もう自由にしていいんだよ。
って、言ってます。
それが、
君たちにとって
嬉しい事なのかどうなのか、
人間の僕には
わかりません。
でも、
君には、
明るい未来が
少し見えたように
感じたよ。
これから、
少しの間、
自由に、飛び、歌いまわっていいんだよ。
帰り際に、
孵化したばかりなのか?
それとも、ただ休憩中なのか?
一匹のアブラ蝉をみました。
こんなに、
神々しく感じた事は
初めてだったよ。
少しの間だけど、
悔いの無いように
他のしんでね♪
ジージーうるさいって思うかもしれません。
でも、すこしの間
聞いてあげましょうね。
ひで3
HP
↓
撮影データ1:








