背景ボケと絞り6 (一眼レフデジタルカメラ・写真講座)
今度は、広角レンズです。
広角なので、
広い角度が写ります。

広角レンズ=風景を写すもの
と思われがちですが、
いやいや いろんな使い方があります。
望遠レンズは、被写界深度(ピントが合っている奥行き)が、
浅い(短い)のと逆に、
広角レンズは、被写界深度が深い(ピントの合う奥行きがある)です。
しかし、どのレンズでも、
基本的に カメラから近い距離の物にピントを合わせた時の
被写界深度は浅く(奥行きが狭い)、
カメラから遠い距離の物にピントを合わせた時の
被写界深度は深い(奥行きがある)。
これは、望遠でも広角でも標準レンズでも同じ事です。
それぞれの条件での、
背景のボケ方を、絞りで調節します。
普通はそれを、絞り優先モード(Aモード、Avモード)で行います。
実際に、広角レンズでカメラから凄い近くの物を
絞りを開けて(小さい数値に設定して)撮影した時の、
被写界深度は、大体 10センチ前後です。
(レンズの性能でかなり変わります。)
広角レンズで、
先日、公園で撮影した ネズミモチの葉っぱです。
真ん中右寄りの葉っぱにピントを合わせました。
葉っぱまで、25センチは どう感じられるかわかりませんが
結構近いです。
ちなみに、25センチと言うのは
撮影するカメラの画像センサーからの距離で、
基準位置マークで、ほとんどのカメラは表示されています。
遠くの景色を撮ってみます。
35mmぐらい F11.0 撮影距離∞
絞りをF11.0まで絞ってあるので、
ほとんどピントが合っていない場所がありません。
こういう写真の状態を、「パンフォーカスと言います」
※ レンズの焦点距離 35mmぐらい・・・
ぐらいと言うのは、フィルムで撮った時の写真なので、
忘れました~ 許してね。。。
HP
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