背景ボケと絞り1 (一眼レフデジタルカメラで撮る・撮影方法明るさ)
ものスンごい 久しぶりに、
カメラ撮影方法についてです。
長くなりそうなんで、
何回かに分けます。m(__)m
よく言う 「被写界深度」 ってありますが、
ピントが合っている範囲・・・
だけでは、説明不足だと思います。 
被写界深度は、
計算式によって計算できるのですが、
ここでは、相対的な話として書きます。
今回は、ミノルタの50mmF1.7 と言うレンズで試してます。
(中古のボロボロです・・・涙)
焦点距離 50mmのレンズ。
絞りF5.6 に設定 露出補正±0
ピントが、
右側のもみじの、だいたいほとんどに
ピントが合っています。![]()
![]()
![]()
もみじまでの距離が、確か1mぐらい・・・
もみじにピントを合わせて、、、
で、F5.6に絞りを絞ったためピントが合う奥行き(被写界深度)が、
5センチぐらいだったと思います。
遠くの背景(20mぐらい?だったかな)の森の木々、
木漏れ日の光のボケが少ないですね。(点光源と言います)
一般的に、ピントの合っている奥行き(被写界深度)が深い、
奥行きが大きい時は、
背景のボケは少なくなる傾向にあります。
焦点距離 50mmのレンズ。
絞りF2.2 に設定 露出補正±0
こんどは、同じレンズで 同じ明るさ。
絞りを、かなり開けた設定(少ない数字)にしたので、
葉っぱの、数枚にしかピントがあっていません。![]()
この時の、ピントの合っている奥行き(被写界深度)
は 約1センチぐらい? かな
だから、ピントが合っている物、合っていない物がはっきりして
浮き立つ者、脇役の者がはっきりします。
背景のボケですが、
ピントの合っている範囲が1センチって事は、
同じ20mぐらい先にある森の木漏れ日も、
5センチ→1センチ なので、5倍ピンボケします。
(かなり乱暴な説明)
その分、背景が良くボケていますよね。![]()
![]()
正確にこの関係を調べるには、
各メーカーの被写界深度表と言うのを参考にして下さいね。
詳しくは、ご自分のレンズに付いて調べて下さい。。。
・・・って言っても、最近は被写界深度表は
公開されていません。
法則1
・同じ位置の物を撮影した場合、絞りを少ない数値に設定した方が、背景がボケます。
(絞りの設定を開けろ! ※ 小さい数字にする。)
法則2
・近くの物を撮影した場合、ピントが合う範囲(被写界深度)が狭くなります。自動的に背景がボケます。
(自分が近づけ!)
法則3
・遠い位置の物を撮影した場合、絞りを少ない数値に設定しても背景はあまりボケません。
この場合、望遠レンズなどを使用するとある程度遠い物を写しても背景がボケます。
(望遠レンズは、ピントの合う奥行きが狭いので、自動的に背景がボケる)
法則4
・同じ位置の物を撮影した場合、絞りをいくら小さい数値にしても背景がボケない~
そんな時は写すものは同じでも、より遠い背景が画面に入るように動いてみて下さい。![]()
(自分が動け!)
絞りの数値を少なくするのは、
お持ちのレンズによって限界があります。
よく、
明るいレンズ とかいいます。
確かに、明るいレンズ(50mmF1.4 とか) Fの数値が少ないレンズ
は、背景をボカすのに有利です。
皆さん、
法則1と法則3、ばかりを気にしますが、
一番大事なのは、
法則2、法則4。
自分が、
上下に動いたり
左右に動いたり
写すものに近づいてみたりして下さい。![]()
背景の選び方で、
だいぶ写り方に変化ができます。![]()
「咲いた!」 Cyta.jp と言うスクールでカメラ講師をしています。
気になったら見てやってね♪
デザイン・写真のカメラ 渋谷・新宿・荻窪のとこです。
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