【エアー】 正圧について考えてみる 【フロー】
こんちは☆
さて、早いもので第4回ですね~♪(∩´∀`)
今回で一応の締めとさせていただきます☆
今回は前回説明しきれなかった"正圧"について考察していきたいと思います。
そして前回終わりにも書かせていただきましたが
わたしは
正圧派な人です☆
そしてじゃあ、結局正圧・負圧どっちがいいんだよ!ってあたりも。
まず前回、負圧について解説させていただきましたが
今回は正圧・・つまりケース内が吸気過多状態について考えていきましょう☆
さて
いきなり脱線しますが、
正圧の考えのもと、
作られている建造物があるのってご存知です?
建物で言うところの"陽圧"といったほうが馴染みのあるかたもいるかと思います。
コレ↓

東京DOMEです!
私の大好きなX JAPANの
HOMEグラウンドじゃないですかっっ!!! ヾ(*´▽`*)ノ
ってそんなことはどうでもいいっすよね。
はい。・・・続けます。
東京ドームですが、球場なんでグランド部分に柱は使えませんよね?
なのに、あれってなんで屋根があんなに張られているか不思議に思ったことありませんか?
東京ドームって、じつは正圧に作られてるんですよ!
空調設備を常に吸気過多・・つまり強制的に空気を送り続けていることで、
あの屋根の張力を保っているんですね。
常に風船を膨らまし続けてる。
そんな状態と言えばわかりやすいでしょうか☆
LIVEやSPORTS観戦などされたことがあるかた、思い出してください。
終了後、ドーム球場から出る際にものすごい風圧で外に弾きだされますよね?
あれはまさしく正圧であるがゆえの現象です。
ほかにもあります。
これとか

手術室です!
・・ワタシ仕事でよく出入りしてるんですw・・・あ、医療関係者じゃありませんけど。。
手術室も正圧なんですよ。
当然屋根を保つ理由ではありません。
前回の負圧の考察にて、
ケース内を負圧にしとけば
勝手に空気を吸い込んでくれると言いましたが
ここが関わってきます。
廊下などよりも、手術室内は当然清潔な空間でなくてはいけません。
しかし手術室内が負圧ですと・・・
手術室に向かって廊下やロビーから空気が流れ込んできてしまうんです。
負圧で廊下の空気が流れ込んでいると、埃は当然のこと
埃に含まれる浮遊菌なども寄せ集めてしまい、院内感染などを引き起こしてしまうので
正圧に保つ必要があるんですねー。
▼ポイント④
☆正圧をつくる☆
さて、話を戻しましょうかね。
PCケース内に浮遊菌が入り込んでも、問題はありませんが
(※菌というのは、人体に無害な、ものも含め日常空間に膨大に存在します。
そう、あなたが今握ってるマウスなんて雑菌だらけですよw)
負圧は穴の開いてるどこからも吸い込んでしまいます。
窒息系なケースですと、ドライブの隙間などからも進入します。
ところが正圧状態であれば、意図しないところから吸い込むことはありません。
つまり、正圧状態にすることで
吸気ファンにフィルターをかまして
そこでしっかり埃を捕まえてやることで
PC内へ埃を入りにくくすることが目的です。
そんなこと?
と思ったかた。布団やベッドのある部屋でメッシュケース使ってみなさい。
1ヶ月も使えば見事な集塵機っぷりを披露してくれますよww
私自身、CM SCOUT→CM690と使ってみて埃が凄くって凄くって・・
SpinQが1週間そこそこで、うっすら埃かぶるのは耐えられなかったです。。
正圧にするには、ざっくばらんに言えば吸気のファンの数を排気ファンよりも多くするだけです。
(※ファンの回転数などでも変わってきますが)
特に低い位置につけるのが、ワタシの経験上効果的ですね。
似たようなつくりのCM SCOUTとCM690ですが
床にファンがつけられるCM690のほうが冷えました。
ちなみに最初から正圧に設計してあるケースもあります。
そうわが愛機RAVEN2です!
こいつには、めちゃくちゃ満足してます♪
温まった気体は上にあがります。
そこに目をつけ
①床吸気(それも超正圧)
②ママンを90℃回転(VGAなどにエアフローを乱されないように)
という、一見超変態ケースを
市場に放り込んできました!

これによって
静音・冷却・防塵を高い次元で実現しています!!!!
今までは冷却を優先すれば、埃が入り・・
静音と防塵を優先すれば、冷却が犠牲になり・・
まさに埃と戦う自作erへの救世主のようなケースです♪
※ちなみに、誤解しないでいただきたいのですが、RAVEN2は超冷えるケースではありません。
冷却ではHAFなどのほうが 冷えるでしょう。静音はAntec/SOLOやP18xシリーズのほうが静かでしょう。
あくまで静音・冷却・防塵を全て犠牲にすることないケースなんですね。
さて、結局のところPCケースにおける・・
正圧or負圧・・
どっちがいいの?って結論ではありますが。。。
お好みでどうぞ(爆
どっちが正解とかないですしね。
使ってる用途・環境・目的でも変わってくるでしょう。
防塵・冷却の優先順位でも変わるでしょう。
ただ、正圧は防塵に非常に効果的であり
負圧は冷却に効果的であることはいえると思います。
正圧に組むにしても、負圧に組むにしてもエアフローだけは意識すべきです。
そして一部分だけのエアフローを考えるのではなく、ケース全体でのエアフローを
考えたほうがいいとワタシは考えます。
闇雲にファンをつけまくるのもいいですが
ファンとファンでフローを邪魔しあうような設置ですと、ただ音がうるさくなったダケな場合もあるでしょう。
ケース全体でエアフローを起こしてあげれば
より少ないファンで、より少ない回転数での
運用ができるはずです (。-∀-)。
たとえば隣り合ったファンをそれぞれ・吸気と排気とかにするのはあまり意味がないと思います。
エアーの取り合いになるだけですね。
(結果冷えるかもしれませんけどね。。あくまで"エアフロー"として考えた場合です。)
正圧のメリットがわかっていただけたでしょうか?
なんか、まとまりがない感じですみません。
正圧・負圧について少しでも理解のお役に立てていれば、幸いです☆
ただ気流って意識すると面白いですよ。
上記に上げたとおり、私たちの生活面でも気流を考えられ作られているものもあります。
では最後に
Hide-Rocket的オヌヌメなというかコレしか現状ないんですがww
正圧PCケースを置いておきます ((ヽ(oゝω・o)ノ*:.。.:・*:..。o○☆
※前回の負圧記事のオススメ・ケース差し替えました♪
☆ RAVEN 2 / Silver Stone ☆

☆ FT02 / Silver Stone ☆

この2台は外面の好みと予算で決めたほうがいいでしょうかね。
¥5000くらい違いますし。RAVEN2のデザインを好まないかたもいるでしょう。
1つ注意なのがFT02のほうが短いので、RAVEN2よりも光学ドライブを選びます。
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長々と、能書きたれてっけどさ
・・・
コレが一番冷えるんじゃねーの?
これよ。これ。

(゚Д゚ノ)ノ
・・・
何の反論もございません
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