JR九州の筑肥線といえば、福岡市の姪浜から佐賀県の唐津方面に向かって伸びる路線である。

もっとも、博多~姪浜までは福岡市営地下鉄と相互乗り入れしているので、筑肥線各駅から博多までのアクセスはいい。

しかし、地下鉄が出来る前は、姪浜まで福岡市のやや南部を通る鉄路(旧筑肥線)があった。

 

 

青い線が福岡市営地下鉄。

博多から天神、西新を通って姪浜まで走っている。

一方、赤い線が旧筑肥線で筑前高宮、鳥飼を通り姪浜まで至る。

 

旧筑肥線は1983年(昭和58年)に福岡市営地下鉄の博多~姪浜の開業と同時に廃線となった。

もう40年以上も前のことである。

ほとんど利用することはなかったが、当時の自宅から一番近かった路線ということで親しみはあった。

 

この度、あることがきっかけでこの廃線跡を歩いてみようと思った。

少し長くなるので、何度かに分けて書きたい。

 

 

起点の博多駅には10:30に到着。

駅から南へ鹿児島本線を左に見ながら下る。

 

 

 

20分ほど歩いただろうか?

左へカーブする鹿児島本線と右へカーブする道路の分かれ目がある。

そこが、鹿児島本線と筑肥線が分岐していたところと思われる。

 

 
分岐点より先は遊歩道になっている。
緩やかなカーブを描いており、線路がほぼこの上にあったのではなかろうか?
 

 
分岐点から15分ほど歩くと、右側に妙な階段が見えてきた。
 
 
これこそが、旧筑肥線、筑前簑島駅の遺構(ホーム跡)である。
 

 

撮っている方向の左側に片側のホームだけの小さな駅があったようである。

 

筑肥線 筑前簑島駅

写真引用:Wikipedia

 

 

筑前簑島は当時この近くにあった日本足袋(現アサヒシューズ)の工場の要望でできた駅。

さらに、この地域に九州松下電器の工場も加わったことで朝夕は通勤の足として非常に賑わったとのこと。

 

尚、この地は現在「パナソニックコネクト」となっている。