週末、思うままにカメラを持って出かけることがある。
紹介できるような写真はそう多くないが、何を考えて撮っていたか思い出しながら、綴りたいと思う。
前日に用事で大分に来ていた。
帰りを日豊本線経由で帰るか、久大本線経由で帰るか決めあぐねていた。
とりあえず空席状況を確認するためにサイトを開くと、九州を1週間かけてぐるっと回るD&S(DESIGN & STORY)特急「36ぷらす3」が大分~博多間で運行される日と分かった。
人気の特急なので空席はないだろうと思いながら調べると、なんと数席空いている。
咄嗟に「これで帰ろう!」と思ったが、よくよく見るとそれなりのお値段がするので悩んだ。
しかし、なかなかこういう機会もなかろうということで思い切って予約した。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/125秒
絞り値:F4
ISO感度:100
露出補正:-2/3
大分駅に入線してきた「36ぷらす3」。
漆黒のボディはかっこいいのだが、「ななつ星」同様、テカっている車体なので、正面からだと撮る時に自分が映り込んでしまう。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/100秒
絞り値:F5.6
ISO感度:500
露出補正:-1
取れたのは1人がけのグリーン席。
乗車券と特急券、グリーン券を合わせると、諭吉(当時)に手が届きそうだった。
博多~大分で特急ソニックに乗れるネットきっぷが3,000円しないくらいだったから、およそ3~4倍くらいである。
いつか個室に乗ってみたいと思っているが、簡単には取れそうにない。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/160秒
絞り値:F5
ISO感度:100
露出補正:0
この列車は小倉で折り返さず、門司港に立ち寄る。
近郊列車の面々が顔を並べていたので撮ってみた。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F3.5
ISO感度:100
露出補正:-2/3
門司港駅に降りたって改札に向かって左の隅に戦前の遺構がある。
あまり人通りのないところなので、知らない人も多いかもしれない。
関門鉄道トンネルが開通したのが戦時中の1942年。
当時、輸送手段のほとんどが鉄道であったことからこのトンネルのもつ意義は大きかった。
トンネル開通の前は、下関から門司(現在の門司港)までは連絡船で結ばれていた。
その桟橋からホームを結ぶこの遺構が、関門連絡船通路跡である。
ちょうどここから向こう側に、今も港がある。
通行人(外国人も多かったらしい)を監視していた小窓なども残っており、戦前、戦中を思わせる。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/125秒
絞り値:F5.6
ISO感度:125
露出補正:-2/3
門司港での滞在時間は遠くにまで行けるほど長くはない。
もうすぐ博多に向けて出発である。




