先週末から、今話題の「レモン彗星」を追っている。

先週金曜日には、福岡市の志賀島を訪れた。

晴れの予報だったが、レモン彗星のいる北西の水平線には雲がかかっていた。

土日月も天気が悪く、火曜日も空にレンズを向けてみたが、やはりだめだった。

 

昨日も仕事を早めに切り上げ、19時頃には帰宅した。

レモン彗星は20:30頃には沈んでしまうので、あまり時間がない。

幸い、部屋が西向きなので、ベランダからは北西の空を望むことができる。

Star Walk2というアプリを使い、レモン彗星がいる方角を探す。

(Star Walk2で彗星の位置を知るためには、無料トライアル等が必要)

 

アプリと実際の空で、レモン彗星が近くにいる星の並びが一致したところにレンズを向ける。

肉眼では星など一つも見えないが、カメラはそれをとらえてくれる。

 

当然ではあるが、明るいレンズの方が好ましいということだったので、F4の標準ズームで撮影を始める。

標準ズームを使ったのは、まずは広角に取ることで、彗星の位置を把握しやすくする目的もあった。

 

何枚か撮っていると、「ん?」と思われるものが撮れた。

わずかだが、尾を引いているよう。

Star Walk2で方角、高度を確認したがほぼ合致している。

これだ!

 

だが、ゴマ粒ほどの大きさなので、これでは何だか分からない。

近くにある雲に隠れないようにと思いながら、望遠レンズを取り出してきて、セットする。

 

レンズを換える時に三脚の位置がずれたのか、彗星を見失ってしまった。

先ほど撮った写真と星の並びを確認しながら探していると見つかった。

 

 

真ん中下の緑がかった星。

わずかに尾を引いているのが見える。

 

 

拡大して明るさを調整すると、なんとか彗星であることが分かる。

 

自宅から彗星の方向には街明かりがあり、星を見るには好ましい条件でない。

もしかすると、暗いところに行けばくっきりと尾が見えるかもしれない。

今週末は、日本シリーズが始まるので、そっちも見たいが出かけてもみたい。

悩ましいところである。