週末、思うままにカメラを持って出かけることがある。
紹介できるような写真はそう多くないが、何を考えて撮っていたか思い出しながら、綴りたいと思う。
もう師走。
各地で様々なライトアップのイベントが行われていたが、この日は佐賀県の吉野ケ里歴史公園でクリスマスの夜を迎えた。
「吉野ヶ里 光の響」がそのイベントの名である。
吉野ヶ里と言えば、弥生時代の遺跡で、ここの公園でも100棟ほどの建物が復元され、展示されている。
今回のイベントの開催時間は17:00~21:00だが、駐車場が17:00以降無料となるので、その時間に合わせて現地に着く。
ゲートをくぐると目の前にイルミネーションが広がる。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/125秒
絞り値:F5.6
ISO感度:1600
露出補正:+2
芝生に紫色の電球が無数に敷かれている。
そこへ歩道を照らす電球がぶら下がっていたので、背景の電球を玉ボケにすべく開放して撮る。
モード:Mモード
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
露出補正:0
幻想的な光に縁どられた竪穴式住居と高見櫓。
それとは不似合いのキャンドルなのに、なぜか融合している。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/30秒
絞り値:F5
ISO感度:12800
露出補正:0
赤や黄色、水色の袋に入れられたキャンドル。
みなが肩を寄せ合って、美しい世界を演出している。
モード:Mモード
シャッタースピード:30秒
絞り値:F11
ISO感度:100
露出補正:0
もしかすると、人影の少ない静かなところと思われているかもしれない。
ところが、実際は、多くの方が見えている。
シャッタースピードをうんと遅くすることで、なにかしら動いていて一か所にとどまっていない限り、映り込まないというか、影が残らずに写真から消えたように見える。
ここでも、そうしてみたいとシャッタースピードを30秒も開けている。
もちろん三脚を使用。
まだ、写真を始めて間もないころ、写真好きの知人に教えてもらった技である。