まだ子供の頃、鉄道模型に興味を持ち、その後紆余曲折があったものの、今に至る。
小学生の頃に熱中していた鉄道模型も、同じ趣味を持つ友人と離れ離れになってからあまり遊ばなくなった。
それから20年以上経って、またふと鉄道模型をはじめてみようと思った。
もう、鉄道模型もショッピングサイトで買える時代となっており、販売されている車両から何がいいか選ぶことにした。
ちょうど、キハ181系がリストにあったので、これにしようと決めた。
キハ181系は、国鉄時代からの特急型気動車(ディーゼルカー)で、当時としては大出力のエンジンを誇っており、中央本線や伯備線、土讃本線など勾配の多い路線で活躍していた。
撮影日は不明だが、博多駅4番線にて、キハ181系
キハ181系の思い出をと、昔の写真を調べていたら、こんな写真が出てきた。
40年くらい前の写真だと思うが、キハ181系で博多から米子を結んでいた特急いそかぜである。
線路挟んで向こうのホームには首都圏色の気動車がいる。(篠栗線の列車?)
今となっては貴重な写真なのかもしれない。
1999年10月9日、小倉駅にて、キハ181系
その後、特急いそかぜは小倉~米子と運行区間を短縮していた。
ヘッドマークも簡略化されており、たった3両という短い編成で運転されていたと記憶している。
しかし、キハ181系で一番思い出に残っているのは、まだ瀬戸大橋が出来る前の頃、高松から高知・中村を土讃本線で結んでいた特急南風である。
当時は、まだ急行列車も多く、特急は少し贅沢な乗り物だった。
そのため、乗る機会は少なかったが、四国の祖父母宅へ行くときに、何度か利用したことがある。
そういうわけで、模型のキハ181系も「南風」と同じ編成(並び)にしたいと思った。
「南風」の編成(昭和58年頃)を調べると、
とのことで、これに合うように車両を揃えた。
それから、もう20年近くになる。
当時は、レンタルレイアウトなどに持ち込んだりもしていたが、最近はあまり登場がない。
だが、思い出のあるコレクションである。