週末、思うままにカメラを持って出かけることがある。
紹介できるような写真はそう多くないが、何を考えて撮っていたか思い出しながら、綴りたいと思う。
この日は長崎県の大村公園に咲き誇る花しょうぶを見に行った。
満開は過ぎていたようで、写真もあまりいいのが撮れなかった。
帰り道、「ガラスの砂浜」に寄る。
ここは、大村湾の水質改善のため、廃ガラスを利用した再生砂を用いて作られた砂浜である。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/800秒
絞り値:F4
ISO感度:100
露出補正:0
透明や緑、黄色など色とりどりのガラス砂の砂浜が広がっている。
その文様の中央近辺だけをクローズアップするため、絞りはいっぱいに開放している。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/1000秒
絞り値:F4
ISO感度:100
露出補正:-1/3
今回は小瓶だが、ちょっとした小物などを用意していると、また違ったテイストの写真が撮れる。
ここから、車を北に向かって20分ほど走らせると大村線の千綿駅に到着する。
海と線路が非常に近い駅で、海のすぐそばを列車が走ってゆく。
ホームの向こうに夕陽が落ちてゆく様子を見られるので、夕暮れ時は多くの観光客が訪れる。
モード:Tvモード
シャッタースピード:1/10秒
絞り値:F7.1
ISO感度:100
露出補正:-1
ホームを快速列車が通過してゆく。
ギリギリ手持ちでブレるかブレないかのシャッタースピードにしている。
モード:Tvモード
シャッタースピード:1/10秒
絞り値:F13
ISO感度:100
露出補正:0
駅舎の入り口からホームの向こうを撮ってみる。
もう暗いので駅舎が見えにくいが、この日も美しい夕焼けだった。
モード:Tvモード
シャッタースピード:1/10秒
絞り値:F11
ISO感度:100
露出補正:0
ホームに出てみると、列車の後方確認のためのミラーがあった。
そこに映り込む夕暮れ。
こういう、思いがけない風景との出会いも大切にしなければならない。
…千綿駅に来てからずっとシャッタースピード 1/10秒で撮っている。
これは意図したわけではなく、単純に設定の変更を忘れているだけである。
こういったことが、「いざ」というときに失敗の原因にもなるので、注意しなければならない。
カメラによっては、よく使う設定を記憶させておく機能があるのでそれを使うのも手だと思う。
モード:Tvモード
シャッタースピード:1/10秒
絞り値:F4.5
ISO感度:1000
露出補正:+0.3
まもなく夜になろうかというところを列車が出発してゆく。
そこをスローシャッターで押さえる。
この時の1/10秒は、設定忘れではなく、この目的で設定している。