週末、思うままにカメラを持って出かけることがある。
紹介できるような写真はそう多くないが、何を考えて撮っていたか思い出しながら、綴りたいと思う。

 

まもなく本格的な秋を迎えようかという頃、四国に渡った。

以前から、行きたくて行けていなかった、徳島県つるぎ町の土釜を目指す。

ここは、貞光川の上流にあたるため、あまり広くない道を走らなければならない。

夏場だときっと通行量も増えるのだろうが、この時はそうでもなかった。

 

モード:Tvモード
シャッタースピード:2秒
絞り値:F22
ISO感度:100
露出補正:-3

 

それほど落差の大きい滝ではないが、周囲の雰囲気を合わせると迫力がある。

その迫力を表現するため、シャッタースピードを落として撮っている。

 

シャッタースピードを遅くすると、入ってくる光が多すぎて写真が明るくなってしまう。

従って、露出補正をかなり下げて(いっぱいまで絞って、ISOを下げて)撮っているが、それでも足りない。

こういう時は、レンズのサングラスの役目をはたす、NDフィルターをつけるとよいが、あいにく持ってきていなかった。

 

モード:Avモード
シャッタースピード:1/160秒
絞り値:F4
ISO感度:200
露出補正:-1 1/3

 

忙しい日々の中ではなかなか気づくことができないが、川辺をゆっくり散策していると、いろいろなものを見つけることができる。

葉の表面に弾かれたような水玉。

その透明な様に「えっ」と思わされる。

 

モード:Avモード
シャッタースピード:1/160秒
絞り値:F4
ISO感度:200
露出補正:-1 1/3

 

土釜を出て、徳島市、鳴門市を経由して大鳴門橋へ。

だんだんと雲行きが怪しくなってきており、橋そのものの撮影には向かない天候になっていた。

 

大鳴門橋の橋げたの中にある、「渦の道」を奥へ奥へと歩いてゆく。

突きあたりにたどり着くと橋の構造が見られる。

この先は兵庫県の淡路島につながっている。

 

当初、この橋には新幹線を通すことが計画されており、瀬戸大橋の様にこの空間を列車が走る予定であった。

しかし、この先の淡路島から神戸市へつながる明石海峡大橋が架けられる時にはこの構想は頓挫していたようで、明石海峡大橋は鉄道を通す仕様にはされなかったとのこと。

そのため、ここを新幹線が通ることはなさそうだ。