週末、思うままにカメラを持って出かけることがある。
紹介できるような写真はそう多くないが、何を考えて撮っていたか思い出しながら、綴りたいと思う。
毎年、秋に行われている、佐賀県の祐徳稲荷神社での「ナイトウォーク 狐の嫁入り」。
日本三大稲荷の一つでもある祐徳稲荷神社の境内や門前街で行われる夜のライトアップである。
まだ明るいうちから余裕を持って到着したが、すでに最寄りの駐車場はいっぱい。
暗くなってから、入場受付とのことなのでしばらく待ち、会場へ入る。
狐の嫁入りのイベントということで、嫁入り行列が厳かに進んでいく。
イベントが終了して、すこし緊張が解けたところで、境内へ入っていく。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/8秒
絞り値:F22
ISO感度:51200
露出補正:0
本殿もライトアップされている。
境内のスポットライトを光条にしたかったのでいっぱいに絞っている。
その背反で、シャッタースピードとISOが犠牲になっている。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/125秒
絞り値:F4
ISO感度:5000
露出補正:0
本殿へのぼる参道には風鈴がたくさん吊るしてある。
背景をボカして…と絞りを開放しているが、すこしやりすぎの感がある。
なんだかしっくりこないと思いながら撮影していた。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/125秒
絞り値:F8
ISO感度:3200
露出補正:-3
本殿も赤い照明で照らされている。
従ってホワイトバランスも赤くしている。
この頃、ずっと思うような写真が撮れなくて悩んでいた。
もともと、暗い写真が好きだったのだが、ある人の影響を受けて明るい写真の良さも分かってきていた。
おそらく、そんな中でどっちつかずの写真を撮るようになってきており、迷っていたのだと思う。
この時、ふと思い切って暗く撮ってみようと思った写真がこれである。
なんとなく、自分の中で忘れていたものを一つ思い出した気がした。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/125秒
絞り値:F4
ISO感度:100
露出補正:+1
境内から下りて、日本庭園へ入る。
ここにも様々な灯かりが用意してあり、秋の夜長に合ったいい雰囲気を出していた。
その一つの色とりどりの提灯。
明るく撮りたいと思い、露出を上げている。
モード:Avモード
シャッタースピード:1/125秒
絞り値:F5.6
ISO感度:125
露出補正:0
周りが暗いので紅葉を見ることはできないが、提灯のあかりをバックにシルエットで。
こういうワンポイントの気づきがある時は調子が良い気がする。