地球は丸い。

太陽は東からのぼるが、太陽ではなく地球が回っているからである。

これは当たり前のことだが、そのせいで地球上の東西離れた地点では時差が発生する。

 

「時差」というとすぐ海外旅行を思い浮かべられる方が多いと思うが、日本国内でも体感できるほどの時差がある。

私は、現在福岡県に住んでいるが、以前、愛知県に住んでいたこともある。

 

九州から愛知県に移り住んだころ、よく妙な感覚に陥った。

外が明るすぎるので、「しまった、寝坊した!」と思って飛び起きたら、全然そんな時間ではなかったり、一方で、「もう暗くなってきたな、そろそろ定時かな?」と思って時計を見たら、まだまだ夕方だったというのがあった。

当時はそれが時差のせいだとは考えていなかった。

が、調べてみると、福岡と愛知には30分近い時差があるとのこと。

九州と関東とだとさらにそれが強くなるのだろう。

 

今回は、欧州までの旅となるので、30分どころの話ではない。

日本標準時(JST)は兵庫県明石市に子午線があって、協定世界時(UTC)との時差は9時間(日本が9時間早い)である。

 

バルセロナはというと、UTC+1時間(サマータイム期間は+2時間)なので、日本とは7時間の時差(日本が7時間早い)がある。(今回の旅はサマータイム期間)

 

問題は、この時差をどう乗り越えるか。

過去に北米へ行ったときにそれと同じくらいの時差を経験したことがあるが、帰国してからはしばらくぼーっとしていた。

今回もそれを覚悟しなければならないようだ。