中国でのビジネス展開 | リーマンヒデのブログ

中国でのビジネス展開

リーマンヒデです。こんばんは!


今日から中国は国慶節がはじまり、弊社中国支社も休みに入りました。


国慶節は1949年10月1日に毛沢東が天安門広場で、中華人民共和国の成立を


宣言した事にちなむようで、例年10/1をはさむ約1週間が大型連休となります。


 都会で働く工場のワーカー達は、ほとんどが出稼ぎ労働者なので、


この期間を利用して、故郷に帰省し、都会で稼いだお金を家族の為に還元するなど、


心温まる話も多いのですが、企業にとっては、中国の大型連休は脅威であり、


この期間中そのまま田舎に帰り職場復帰しないワーカー達がよく存在します。


中国進出歴の長い企業は、これら要因を踏まえ、大型連休前に予め雇用準備


をしておく企業もありますが、即戦力とはなりません。


 中国で製造業を展開されている企業にお勤めの方は、よくご存知だと思いますが、


大型連休明けは ”誰々が帰ってこずライン編成がうまく組めない”


あいつがいなければ、現場の事がどうなっているか分からない!って


ケース結構あると思います。スタッフ系でも稀にあります。


日頃からPCと一緒、バックアップ要員を準備しておく事が大切ですね。


良い条件で採用してくれる職場があれば、すぐに転職する。


これは中国に限らず、他のアジア諸国でもよく目にします。


終身雇用といった概念が存在しないので、会社へのRoyaltyなど


持っている従業員は少ない。


中国でビジネスを展開していく上での難しさですね。



 以前所属していた部署で聞いた話ですが、ある日系企業さんが、


日本で約1年かけてトレーニングを積ませ、そろそろ現地で活躍


してもらおうと中国に戻した時、翌日から一部のワーカー達が


同工業団地内の別の企業に持っていかれた!という事件がありました。


この企業さんトレーニングに一体いくら費やしたんでしょうか?


採用した側の日系企業はラッキーですね。



又、中国の土地は憲法で私的所有権が認められていない為、


定期借地権の場合、期間の満了により、借主は原則として


土地上の建物を取り壊して返還しなければなりません。


土地使用権は、用途別で借地期間が異なるようですが、


工場の場合最大で50年と聞いた事があります。


(細かいことは現地のコンサルに聞いてください)


どんな綺麗な建物を建設しても、取り壊し。


この制度よく出来ていると思います。



ここ最近中国政府より、IT製品の機密事項を開示せよといった


訳の分からん制度が2009年5月から導入されると、


新聞で読みました。



中国はこの制度を" IT セキュリティー製品の強制認証制度”


と呼んでいるようですが、ソースコードの開示まで求められており、


大義名分として、ソフト欠陥を狙ったコンピューターウィルスや


不正侵入を防ぐ為と政府が発表しているようです。


まるで子供の言い訳ですね。



どんだけ朝礼暮改やねんというほど、貿易ルールもよく変わります。


簡単に言えば、


奨励産業品目は免税措置にしてあげてもよい


その代わり技術を頂戴やでパー


内需でまかなえる製品は輸出しないでね!


ダンピング税かけまっせ!グー といった具合。



なんか旅ブログなんかいというような内容になってしまいましたが、


今日は真面目にお仕事の話でした。ちゃんちゃん(^-^)/



おやすみなさい!





リーマンヒデ@たまには仕事の話の巻