福井県森林審議会
ご縁がありまして、一昨年より、県の森林審議会委員をさせていただいております。
昨日、県庁で、審議会があり、出席してきました。
審議会委員は、森林組合連合会会長様や、県木材連合会長様、大学教授、森林インストラクターの方など、
森や木の仕事に携わる方たち14名で構成、私は、建築士としての参加です。
県からは、森づくり課、県産材活用課、などの室長様はじめ、16名が出席。
今回の議案は、
越前地域森林計画書(案)の内容についての審議でした。
森林の計画区域や、人口造林計画、林道の計画、保安施設の計画など、
県全体の10年計画という、スケールも年数も大きい内容ですが、
この方針が将来的にも、とても大切なことなんですよね。
会議は、環境の問題、獣害の問題、県産の木材の使用状況、そして、住宅着工状況などにも及びました。
森林の計画が、獣たちとの共生や、わたしたちの住宅づくりや、経済などにも、密接にかかわりがあるのです。
自然の営みを、昔のように戻せなくなったのは、
わたしたち人間の生活が、変わってしまったから、と思うのですが、
これから先、どうやっていけばよいのか、今の私はなにをすればよいのか、、
問題が大きすぎて、発言も出来ない、若輩者の私。
会議で出ていた、
「外国資本による森林買収」 このことも、大変深刻な問題ですね。
水が豊富で、木を使いやすい、しかも、国のものではなく、個人が所有
している日本の森林は、とても、簡単に買収しやすいから、と、外国から見ると、
大変魅力的なんですね。だから、ねらわれている、、、と。
それを未然に防ぐために「連絡協議会」が設置されました。
会議に出ることによって、「今」を考えさせられる、とても、よい機会にもなりました。
森林、そして、環境の視点で、、仕事上、どうあるべきか、考えていきたいと思います。
